静岡科学館で古生代探検隊が発進！三葉虫と進化の歴史を体感しよう

静岡科学館で古生代探検隊が発進！

静岡市に位置する【静岡科学館る・く・る】では、2025年12月20日より「古生代探検隊～三葉虫とめぐる進化の足あと～」の企画展が開催されます。この展示は古生代という時代の生きものたちの進化や変遷に焦点を当て、多様な体験を通じて古生物学の世界に触れることができる内容となっています。

古生代とは何か？

古生代は約5億4千万年前から約2億5千万年前までの時代で、地球にとって非常に重要な期間です。この時期には、視覚を持つ動物の誕生、海から陸への進出、そして異なる動植物の進化が繰り広げられました。特に三葉虫は、この時代を代表する生物で、その進化の証とも言えます。また、古生代には五回の大規模な生物絶滅があり、そのいくつかは古生代の終焉を迎える重要な出来事でもあります。

昨今の化石学の進展により、新たな発見が続々と報告されており、古生代に関する理解が深まっています。静岡科学館の本企画展では、これらの知識を基に古生代の生物の化石やそれに関する展示を通じて来場者に新たな知識を提供します。

展示の特徴

本企画展では、約150点の化石やレプリカ、復元模型を展示予定です。その中でも特に注目されるのが最新の研究を基に再現された三葉虫の詳細な模型です。来場者は一部の化石に触れることができ、視覚と触覚で古生代の生きものたちを直に感じることができます。

さらに、すごろく風の解説を用いて古生代の生物の進化を楽しく学ぶこともできるため、子どもから大人まで楽しめる内容です。また、古生代での「眼」「骨」「顎」の進化や、動植物の陸上進出は、現代の生物に直接的な影響を与えている点でも注目されるでしょう。

参加型の楽しみ

来場者の皆さんには「古生代探検報告書」を作成する体験が用意されています。報告書を完成させると、絵本作家のこたさんが手がけたイラストを使った「古生代の生きものカード」がプレゼントされます。カードデザインは全8種類あり、毎日1人1枚もらえる貴重な体験です。

期間限定の関連イベント

展示会と並行して、様々な関連イベントも開催されます。例えば、わくわく科学工作として「化石のレプリカ作り」や、三葉虫の研究者による講演会など、多彩なプログラムが用意されています。これらのイベントは予約不要で、誰でも参加可能です。

ただし、トークイベントや特別な科学教室など、一部は事前予約が必要です。イベントを通じて古生物学への興味をさらに深めてみるのも良いでしょう。