色とりどりのカレンデュラが咲き誇る春のフラワーガーデン

静岡県伊東市富戸にあるニューヨークランプミュージアム＆フラワーガーデンでは、伊豆大島を望む美しい岬の近くで、カレンデュラが見事に彩りを添える季節を迎えました。約2,500株のカレンデュラが育ち、春の訪れを感じさせるカラフルな花畑が広がっています。

これまでは、ムルチコーレの黄色い花が満開の絨毯のように咲き誇っていましたが、今年初めてカレンデュラを植えたことで、ガーデニングの新しい魅力が加わりました。このカレンデュラは、濃いオレンジの花びらとやさしい緑の葉とのコントラストが見事で、海の青と空の清々しい色に映えています。景色はひときわ美しく、新たに象徴的な存在となるのではないでしょうか。

カレンデュラは、いわゆる金盞花と呼ばれる花で、歴史は長く、香川県淡路島の東海岸で大正時代から栽培されてきた在来種です。この品種は、八重咲きの特徴を持ち、ぽんぽんとした大きな花を次々と咲かせます。見頃は5月下旬まで続き、花の持つ美しさを楽しむことができる絶好のタイミングです。これに合わせて、「カレンデュラの花摘み体験」も行われる予定ですので、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

このフラワーガーデンが最も華やかになる季節、カレンデュラの花畑は色鮮やかで心を躍らせます。ブーケに最適な切り花としてだけでなく、実は食用植物としても知られています。エディブルフラワーやハーブティーとして利用でき、古代エジプトの時代からは「皮膚を守るオイル」としても有効に活用されてきました。また、抗酸化作用の強いカロテノイドが豊富で、体に優しい栄養素が含まれています。

春の訪れを感じながら、華やかなカレンデュラを観賞し、自然の息吹を感じるこの場所へ、ぜひ足を運んでみてください。季節ごとに多彩な花々が楽しめるこのフラワーガーデンで、心温まるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。