オトナルが新たな音声広告サービスを発表
株式会社オトナルが、リテールメディア向けの音声広告配信サービス「リテールキャスト」を開始しました。このサービスは、ドラッグストアやコンビニエンスストアなど、日常的に利用する店舗内で音声広告を流すことが特徴です。生活者との接点を増やすことで、商品の認知度向上や購買意欲を喚起することを目的としています。
リテールメディアの成長
リテールメディアとは、小売事業者が保有するさまざまなデータを活用し、広告配信を行うチャネルです。これにより、顧客の体験を向上させることができます。アメリカにおけるリテールメディア市場は急成長しており、2024年には537億ドル(およそ7.81兆円)に到達すると予想されています。一方、日本国内においても2028年には1兆円を超える市場成長が期待されており、今後の発展が見込まれています。
「リテールキャスト」の特徴と利点
「リテールキャスト」には2つの主要な特徴があります。まずは、ドラッグストアやコンビニエンスストアの店内放送を通じて直接音声広告を配信する点です。この仕組みにより、日常的にその店舗を利用する生活者に対して、リアルタイムで商品情報を提供できます。これにより、認知度を高めるだけでなく、購買意欲を直接喚起することが可能です。
2つ目の特徴は、小売事業者の保有するリテールデータを活用した音声広告のターゲティングです。このデータを使うことで、Spotifyやradikoなどのデジタル音声サービスでもより効果的に広告を配信し、ターゲット層にマッチしたプロモーションを行うことができます。
具体的な活用例
「リテールキャスト」の活用例として、美容・化粧品メーカーや求人メディアの広告展開が挙げられます。例えば、美容・化粧品メーカーはドラッグストア店内で音声広告を展開し、音楽ストリーミングサービスなどと連動させることで、その商品の記憶を強化します。また、求人メディアは、若年層に人気のアーティストを起用した音声CMをコンビニエンスストア内で流し、SNSなどを通じて若者層の関心を引きつけることができます。
オトナルの取り組み
オトナルは、音声広告市場において多くの実績を持つデジタル音声広告カンパニーです。これまで3,500件以上の音声広告プランニングを行い、1,000件以上のクライアントの広告出稿を支援してきました。また、広告配信だけでなく、ナレーターや声優によるクリエイティブ制作も手がけ、音声コンテンツ制作に関するトータルサポートを提供しています。
今後もオトナルは、デジタル音声広告市場の創出と拡大に寄与するため、新たな音声メディアや広告枠の開発に取り組んでいく予定です。新たなサービス「リテールキャスト」は、その先駆けと言えるでしょう。
詳細については、公式ウェブサイトをご覧ください:
株式会社オトナル