浜名湖の新ブランドうなぎ『でしこ』が注目を集める
静岡県浜松市で新たに誕生した国産うなぎブランド『でしこ』。その人気の背景には、伝統と革新が融合した確かな品質管理があります。2024年にはクラウドファンディング「Makuake」で支援総額1,530万円を超え、うなぎカテゴリでの支援額日本1位の実績を誇っています。
『でしこ』の背景とそのネーミング
ブランド名の『でしこ』は、伝統や進化、幸福を意味する言葉の頭文字を組み合わせたものです。この名前には、浜名湖のうなぎ養殖の歴史を継承しながら、次世代へとつなぐ価値を生み出すという強い思いが込められています。
浜名湖で育てられた稚魚を使用し、厳選された認定飼料を与えられたうなぎは、高品質な脂身と柔らかさを実現しています。その結果、口に入れた瞬間、ふっくらと広がる食感と上品なくどさのない脂を楽しむことができます。
クラウドファンディングの成功がもたらしたもの
2024年のMakuakeプロジェクトでは、多くの支援者からの注目を集めました。特に、30万円の返礼品であった養鰻場見学付きのプランが完売するなど、地域への愛着や期待が高まる様子が伺えました。実際、支援者の約三分の一が静岡県内からの参加であり、地域の名産であるうなぎの応援が強く感じられました。
県知事への表敬訪問と今後の展開
2025年5月1日には、静岡県知事 鈴木康友氏へ表敬訪問を行い、地域資源を活用する挑戦について理解と応援を得ました。知事からの期待の声を受け、県内でのブランド浸透活動も加速する意気込みです。
さらに、大阪・関西万博にも出展予定であり、2025年6月7日には、全国・世界へ向けて浜名湖うなぎの魅力を発信します。来場者が実際に味わい、その良さを体感できる機会に期待が高まります。
飲食業界からの反響
現在、多くの飲食店や百貨店から『でしこ』の導入を検討する動きが見受けられます。東京や京都、大阪の高級飲食店でも採用が進み、ブランドとしての存在感を増しています。小ロットからの業務用対応や冷凍・活鰻での配送体制も整っており、質の高いうなぎを求める店にも自信を持って勧めることができます。
ECサイトでの一般販売開始
2025年5月8日からは、公式ECサイトでの一般販売もスタートします。これに伴い、夏のギフトや父の日キャンペーンなど、多様なプロモーション展開を計画中です。特設ページを通じて、浜名湖うなぎを“体験”として楽しむコンテンツも増やし、ブランドの魅力をより深く広めていきます。
未来を見据えて
浜名湖養魚漁業協同組合は、1950年に設立されて以来、安全で安心なうなぎの生産に力を入れてきました。これからも地元産業の発展を支え、全国・世界に誇れるうなぎ文化を発信するため、挑戦を続けていきます。ぜひ、『でしこ』を味わうために浜松へお越しください!