妖怪と防災の共演
2025-06-14 14:19:20

妖怪と防災の不思議な共演!名古屋の新企画展に注目

妖怪と防災の不思議な共演!



名古屋市港防災センターにて、2025年5月20日から8月31日まで「百鬼騒乱~災いと妖怪伝承~」という特別企画展が開催されています。この展示では、日本の地震や風水害、感染症などの歴史を掘り下げ、それにまつわる妖怪や災害伝承について学ぶことができます。

日本の災害と妖怪の関係



日本は多様な地形と気候を持つため、数々の自然災害に見舞われてきました。これら災害に対する人々の恐れや不安は、妖怪と呼ばれる形で表現され、地域の伝承として受け継がれています。この企画展では、特に豪雨や洪水、地震、火山の噴火といった災害がどのように妖怪に結びついているのかを紹介しています。

例えば、豪雨に関連する妖怪として「龍」、洪水の場合は「やろか水」、地震には「ナマズ」などが挙げられます。これらの妖怪は、ただのフィクションにとどまらず、昔からの人々の知恵や信仰が込められた象徴でもあります。

展示のハイライト



展示の中には、本物の法螺貝や絵馬、土鈴など人々の思いが込められた実物も登場しています。これは、災害から身を守りたいという願いを行動として現したものです。さらに、地震の予兆を感知する魚の跳ねる動画や、妖怪の効果音が響く中で、楽しみながら防災を学びます。

企画展の運営は、名古屋市港防災センターおよび兵庫県立人と自然の博物館が行い、監修には妖怪研究の専門家も加わっています。展示終了後は、全国の科学館を巡回予定です。

楽しい関連イベントも



この企画展では、さまざまな体験イベントも用意されています。7月19日から21日には「夏だ!ホンキの妖怪まつり!」が開催され、15歳未満の子供たちが参加できるワークショップが行われます。特に、自然災害にどう備え、妖怪から何を学べるのかを探るイベントが注目を集めています。

また、8月には毎週土曜日にワークショップが用意されており、「てんぐのうちわをつくろう」といった内容で子供たちの自由研究を支援します。

専門家による特別講義



特に注目すべきは、8月9日に開催予定の「感覚を研ぎ澄ませ!動物から学ぶ!?災害サバイバル」というワークショップです。動物科学コミュニケーターの大渕希郷さんが、自身の震災経験を基に動物たちの特殊能力やそれをどう災害に役立てるかを教えてくれます。本物の動物を使った学びは、普段の生活では得られない貴重な体験になるでしょう。

まとめ



このように「百鬼騒乱~災いと妖怪伝承~」は、ただの展示にとどまらず、楽しく学びながら防災意識を高められる大変魅力的な企画です。名古屋市港防災センターで、ぜひ新たな視点から妖怪と防災の関係を探求してみてはいかがでしょうか?


画像1

画像2

画像3

画像4

関連リンク

サードペディア百科事典: 妖怪 防災 名古屋市港防災センター

トピックス(イベント)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。