次世代X線カメラANSeeNの挑戦
株式会社ANSeeN(代表取締役:小池 昭史)は、次世代X線カメラの開発に向けた資金調達を行い、業界の革新を目指しています。今回のシリーズCラウンドでは、日本化薬株式会社や池森ベンチャーサポート合同会社をはじめとする複数の投資家から5億円を調達しました。この資金は、同社が開発を進める超高感度・高速カメラの実用化に向けた重要なステップとなります。
X線検査に新たな可能性を
ANSeeNの開発するX線カメラは、従来の技術では難しかった高解像度と高感度の両立を実現します。X線画像検査は、非接触で対象物の内部を確認できる非破壊検査の一手法であり、食品や医療、工業製品の異物検査や分析、診断などに幅広く利用されています。しかし、より迅速かつ正確なアウトプットが求められる現代において、ANSeeNの技術は大きな期待を寄せられています。
最新技術の進化
ANSeeNは、化合物半導体の特性を活かした大面積X線カメラの実現に成功しました。従来、化合物半導体を使った大面積デバイスの開発は技術的な課題がありましたが、ANSeeNの独自のデバイス構造と実装プロセスによって克服されました。特に、微細ピクセル構造を持つ異種半導体を積層する3次元インテグレーション技術は、量産技術の確立に寄与しています。これにより、様々な次世代デバイスの設計と製造を受託するターンキー事業の提供が可能となります。
人材募集と将来展望
現在、ANSeeNでは製造業の新たな「ゼロイチ」に挑戦する仲間を募集しています。特に、半導体デバイス開発や放射線機器関連の研究開発、X線カメラや放射線計測機器の設計、生産管理や生産技術開発、コーポレート業務など多岐にわたる職種を募集中です。興味を持たれた方は、同社のWebページ問い合わせフォームまたは公式TwitterのDMから応募できます。
会社概要
株式会社ANSeeNは2011年に設立され、静岡県浜松市を拠点にしています。現在19名のスタッフと共に次世代技術の開発に取り組んでおり、今後の成長が期待されます。
公式ウェブサイトは
こちらからご覧いただけます。技術革新の波に乗り、ANSeeNの挑戦にぜひ注目してみてください。