静岡初開催！新埜康平の個展「A Movie Script」で映画的な風景を体験しよう

新埜康平の静岡初個展「A Movie Script」

2025年8月27日から9月2日まで、松坂屋静岡店にて新埜康平の個展「A Movie Script」が開催されます。この展示は、新埜にとって静岡での初めての個展であり、彼の精緻でユニークな作品を直接目にする貴重な機会です。この特別な展覧会では、日常の中に潜む映画的シーンを鮮やかに切り取った作品が並び、訪れる人々に新たな視点を提供します。

新埜康平は、絵画作品に絵コンテや漫画のコマ割りを取り入れた「be kind rewind」シリーズを発表し、動きのある表現が特徴です。これに加え、風景の中に異彩を放つUFOを描いた「Science Fiction」シリーズなど、さまざまなスタイルの作品が集結します。特に今回の展覧会では、初めて公開される「A Movie Script #1」が特に見どころです。この作品は、1946年から1955年にかけてのアメリカの出来事を特集した「LIFE」誌の表紙をベースにしており、見る人に強いインパクトを与えることでしょう。

作家のメッセージ

新埜は自らの作品について、「生活の中の普遍的な情景を映画のワンシーンのように表現したい」と語っています。日常にはドラマチックな出来事は少なくても、時間は静かに流れていくものです。交差点で見上げた空や、公園で楽しむ自然の移ろいも、我々の目には映画のように映ることがあります。そうした瞬間の美しさを、彼の作品を通じて感じ取ってほしいと願っているとのことです。

日本画材を用いて制作された作品たちは、季節ごとに変わる自然と共に、鑑賞者の心にも変化を与えるはずです。新埜は、彼のアートが日々の生活に寄り添い、心の中にささやかな感動を届けることを目指しています。