ぐるぐるコーヒー
2025-09-11 14:50:19

地域循環型経済の実現を目指す「あだち ぐるぐるコーヒー プロジェクト」が始動

地域循環型経済の実現を目指す「あだち ぐるぐるコーヒー プロジェクト」



ユーエスフーズ株式会社は、東京都足立区を所在地として、地域の資源を有効活用するために「コーヒーグラウンズ」を新たな食材として再利用するプロジェクト「あだち ぐるぐるコーヒー プロジェクト」を始動しました。このプロジェクトは、静岡県沼津市に本社を構える株式会社ソーイの発酵技術を基盤に、地域の循環型経済を実現することを目的としています。

コーヒーグラウンズの再利用



これまで一般的には廃棄物として捨てられていたコーヒーの抽出かすであるコーヒーグラウンズを、廃棄物としてではなく貴重な資源とみなす視点が本プロジェクトの核となっています。株式会社ソーイの先進的な発酵技術を活用し、コーヒーグラウンズを新たな食品の原料として加工し、地域内のコーヒー店や菓子製造業者で新商品の開発に結びつけることを目指します。これにより、地域内での資源循環が促進され、持続的なビジネスモデルの展開が期待されます。

プロジェクトの背景と目的



現状、日本国内ではコーヒー消費が人口減少に伴い厳しい状況に置かれています。そのため、コーヒーロースターや自家焙煎店の存続が危ぶまれています。この状況を打破し、消費者が自分の足でコーヒー店を訪れたくなるような仕掛けを構築するため、ユーエスフーズは「来店動機の創出」に取り組むことを決定しました。

同時に毎日廃棄されるコーヒーグラウンズを有効に活用する方法を模索しており、その答えを見出したのが株式会社ソーイとの出会いでした。この提携により、長いサプライチェーンを経て、ただの残渣とされていたコーヒーグラウンズを新しい価値ある商品へと転換することが実現可能になったのです。

ソーイの発酵技術



江戸時代から受け継がれる約300年の歴史を持つ発酵技術を基に、株式会社ソーイは「UP 0 TECH®」という特許技術を開発しています。この技術は、廃棄されるコーヒーグラウンズを乾燥させずにペースト化し発酵させるもので、環境負荷を最小限に抑える桃のプロセスです。これにより、従来のコーヒー消費の考え方を覆し、最後までコーヒーを活用するという新しい価値観を地域に根付かせることが期待されています。

プロジェクトの実施手順



具体的なプロジェクトの流れは以下の通りです。
1. 回収と買い取り: 消費者が自宅で出たコーヒーグラウンズを、地域の協力店に持参します。協力店はグラウンズを回収し、消費者には特典を提供します。また、ユーエスフーズがそのグラウンズを買い取ります。
2. ペースト化: 買い取られたコーヒーグラウンズは、ソーイの技術によって「発酵コーヒーペースト」に変身します。
3. 新たな価値の創出: 完成したコーヒーペーストは、足立区内の菓子製造業者や協力店に販売され、各社はこのペーストを用いて新しい商品を開発・販売します。

今後の展開と期待



このプロジェクトは2025年9月から始まり、同年11月には成果を発表するイベント「ぐるぐる博 in 来た!アヤセ」が開催される予定です。これにより、協力企業が開発した新商品の販売も始まります。プロジェクト終了後も成果を検証し、さらなる協力企業の募集を行い継続的な取り組みへの発展が期待されます。

このように より持続可能な地域づくりと経済の循環を実現する「あだち ぐるぐるコーヒー プロジェクト」に、地域の皆さんのご協力をぜひお願いしたいと思います。コーヒーがもたらす新たな価値を一緒に創り出しましょう。


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