貝灰漆喰の未来
2025-05-01 09:57:19

伝統技術「貝灰漆喰」を未来に繋ぐ、新たな挑戦の第一歩

伝統技術「貝灰漆喰」を未来に繋ぐ、新たな挑戦の第一歩



株式会社バウビオジャパンは、伝統的な漆喰素材である「貝灰漆喰」の製造事業を田島貝灰工業所から引き継ぎ、2025年4月1日をもって正式名称で運営を開始すると発表しました。この事業譲受は、伝統的な製法を守り続けてきた田島貝灰工業所がその技術を譲り、環境に配慮したサステナブルな建築への取り組みをさらに強化する意図があります。

貝灰漆喰とは?



貝灰漆喰は、有明海で採取された貝殻を焼成して作り出される漆喰で、100%自然素材で構成されています。この伝統的な建築素材は、近年その調湿性や消臭効果、空気清浄効果が注目されており、サステナブルな建築資材としての位置づけが強まっています。

バウビオジャパンは、約10年にわたりこの貝灰漆喰を使用しており、今後はより安定的な供給と品質の向上を図っていくとともに、持続可能な未来に貢献すべく努力する方針です。

これからの展望



田島貝灰工業所は、九州最後の貝灰漆喰の製造所として、貴重な技術と伝統を守ってきました。バウビオジャパンは、その精神を受け継ぎ、これからも高品質な素材づくりに努めていきます。また、特に注目したいのが、同社が手がける環境に優しい新たなプロジェクトです。

「くら寿司 大阪・関西万博店」では、廃棄予定の貝殻を再利用した漆喰壁が採用され、約33.6万枚の貝殻が新たな価値を持つ建材として生まれ変わりました。これは人工物を一切使わない漆喰壁の施工によるもので、資源の循環利用と環境負荷の軽減が図られています。このような取り組みは、環境問題への解決策の一環として評価されています。

経済と環境の調和を目指して



バウビオジャパンは、「人と地球にやさしい建築素材」としての責任を重く受け止めており、今後も環境と建築が調和する社会の実現に向けて、持続可能な建材の開発に取り組んでいく所存です。

貝灰漆喰が持つ特性は、ただ環境に優しいだけでなく、居住する空間をより快適に、より安心なものにしてくれるはずです。これからの家づくりにおいて、ぜひ注目していただきたい素材です。

製造工程や詳しい情報は、公式YouTubeチャンネルにも公開されています。興味のある方はぜひご覧ください: 製造工程公開

株式会社バウビオジャパンの情報




今後も、貝灰漆喰を通じて持続可能な建築を支える株式会社バウビオジャパンの活動にぜひご注目ください。


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