静岡県の高校生たちが挑む！アントレプレナーシップ育成プログラム「FuJI」の成果報告会

静岡県の高校生たちが挑むアントレプレナーシップ育成プログラム「FuJI」

2025年3月20日、静岡県の札の辻クロスホールにて、未来を見据えた高校生たちによるアントレプレナーシップ育成プログラム「FuJI」の成果報告会が開催されました。このプログラムは、株式会社RePlayceが運営し、約7か月間にわたり総勢20名の高校生が様々なビジネスプランを考え、実践してきました。

FuJI成果報告会の概要

「FuJI（Future Japan Innovator）」の名のもとに、静岡県内から集まった高校生たちは、この日、数多くの実践を経て自ら考えた事業案をプレゼンテーションしました。イベントは、参加した生徒やゲストを含む交流会を通じて、聞き手の心をつかむ熱気に包まれました。

- 日時: 2025年3月20日（木・祝）13:00-17:30
- 会場: 札の辻クロスホール（静岡市葵区呉服町1-30 札の辻クロス6階）
- 参加者: 「FuJI」1期生20名、保護者、静岡県知事、教育関係者など
- 公式サイト: FuJI公式サイト

プレゼンテーションの内容

当日は、参加者が12組に分かれ、地元の名産品をモチーフにしたビジネスアイデアや、高校生ならではの視点を反映した斬新な事業案が次々と発表されました。特に話題となったのは、静岡茶やわさびをテーマにしたアイデアで、地域に根ざしたプロジェクトが多く見受けられました。自分の言葉で情熱を持って発表する姿に、その成長を感じさせ、会場の人々を魅了しました。

審査員と特別講演

審査員には、静岡県知事の鈴木康友氏や、中小企業基盤整備機構の石井芳明氏など、業界の第一線で活躍する方々が揃い、熱心に生徒たちの発表に耳を傾けました。また、時間内に行われた質疑応答では、学生たちが鋭い質問に答えることで新たな気づきを得る場面も。
特別講演として、事業型NPO「サプライズ」の代表で、静岡大学の客員教授でもある飯倉清太氏が「経験に勝るものはない。行動を実験思考で」というテーマで講演を行いました。彼のユニークなキャリアに基づく話は、多くの学生に刺激を与えました。

表彰と感想

最優秀賞に輝いたのは、「キャリア教育型インターンシッププラットフォームサービス」をテーマに発表したOASISのチーム。彼らは、高卒生の就職不安を解消するためのビジネスプランを提案しました。リサーチを重ねた内容には説得力があり、表彰式では仲間たちとの絆を感じて涙を流す場面も見られました。

また、他にも「廃棄わさびの世界進出」をテーマにした「わさび道」や、高齢者との交流を促進する「My name is Karen」も優秀賞を受賞しました。

イベント終了後、参加者からは「今までにない経験を得られた」「同世代との出会いが嬉しかった」「知見が広がり、多くの人と繋がれた」といった好意的な声が寄せられ、満足度は驚異の4.97点を記録しました。