浜松市で味わう、国の登録無形文化財和紅茶手揉み体験

静岡・浜松で楽しむ和紅茶の手揉み体験

静岡県浜松市にある「界遠州」では、2025年11月に特別な体験プログラムが開催されます。その名も「手業のひととき」。このイベントでは、国の登録無形文化財に認定された伝統的な製茶技術である「手揉み製茶」を学ぶことができます。手揉みの技を伝授するのは、業界のスペシャリストである鈴木康之氏です。彼の指導の下で、参加者は実際に手揉み作業を体験し、濃厚で風味豊かな和紅茶を自分の手で作り上げることができます。

和紅茶の魅力を発見

和紅茶は、緑茶と同じ茶の木から作られ、渋みが少なく、まろやかな風味が特徴です。この手揉み製茶の技術は、煎茶などの茶の種類を手作業で生産する伝統的手法で、近年お茶の普及が減少している中で、特に注目を集めています。参加者は、手揉みの工程を通じて、普段何気なく飲んでいるお茶がどれほどの手間と愛情を注ぎ込んで作られているかを実感することができます。

特製甘味とのペアリング

手揉み体験の後には、自ら作り上げた和紅茶を特製の甘味「緑茶あんのおしるこ」と一緒に味わいます。この甘味は、浜松周辺で育った貴重な品種「玉の白」を使用しており、まろやかな紅茶と甘味の絶妙なコンビネーションを楽しむことができます。彼らが心を込めて作った一杯のお茶は、参加する皆さんにとって特別な思い出となることでしょう。

体験をさらに深めるプログラム

界遠州では、手揉み体験の他にも、さまざまな和紅茶の楽しみ方を提供しています。お客様は自分が製茶した和紅茶を水出しで味わい、爽やかな風味を堪能することができます。また、客室内には茶香炉が設置されており、和紅茶の優しい香りに包まれて、リラックスした時間を過ごすことができます。そして、専用のラウンジでは様々な種類の和紅茶を楽しむことができ、選ぶ楽しさも大満喫です。