浜松市に新たな光半導体工場が誕生！生産能力拡大に期待

浜松市中央区市野町に位置する浜松ホトニクス株式会社の本社工場に、新しい光半導体製造棟が完成しました。この新棟は、2025年12月からの稼働を予定しており、光半導体製品の需要が急増している中、企業の生産能力を大きく向上させることが期待されています。

新棟の竣工式について

新棟の竣工式は、2025年6月20日（金）午前10時から行われます。浜松ホトニクスの本社で行われるこの式典は、同社の成長と未来への第一歩を祝う重要なイベントとなります。新しい生産施設がもたらす革新や成長には、地域経済における影響も大きく、特に技術革新を追求する企業においてはその価値が高く評価されています。

新棟の特徴

この新しい製造棟は、地上4階、地下1階の構造を持ち、合計面積は約3,083.13㎡に達します。従来の生産ラインに加えて、直径8インチウエハに対応する新たな製造ラインの導入が行われ、従来の生産能力の約倍増を見込んでいます。また、新棟では最新の自動搬送システムが導入され、生産工程の自動化が進められるため、効率的な生産を可能にします。

環境配慮型の製造技術

新棟には、環境に配慮した製造装置が取り入れられており、施工時から運用までの全過程において持続可能性が考慮されています。さらに、耐震構造を採用した設計も、災害に対する対策として強化されています。このような設備の強化により、医療、産業、自動車分野など多岐にわたる市場へのニーズに応えることができる体制が強化されます。

生産体制の強化と地域経済への貢献

新棟の稼働により、生産能力が約8,000枚のウエハを月に製造できる体制が整います。これは新たな雇用を生み出し、地域の経済にも良い影響をもたらすことが期待されています。また、光半導体は医療機器や通信機器、さらには自動車産業などに幅広く利用されるため、今後の発展に対しても大いに貢献することが見込まれています。