HKSが全日本ダートトライアル選手権3連覇を達成し新たな歴史を刻む

HKSが新たな歴史を刻む

2025年の全日本ダートトライアル選手権において、株式会社エッチ・ケー・エス（HKS）が3年連続でシリーズチャンピオンを獲得しました。特に注目されたのは、D2クラスの第6戦での優勝です。この勝利により、HKSは記録的な3連覇を達成しました。

チームとドライバーの努力

エッチ・ケー・エスの本社は静岡県富士宮市にあり、代表取締役社長は水口大輔氏です。D2クラスでの参戦において、ドライバーの田口勝彦選手がHKS自社開発の「HKSランサーエボリューション（CZ4A）」を駆り、見事なパフォーマンスを発揮しました。田口選手はフル参戦初年度から、横転や車両破損といった数々の困難を乗り越え、チームとともに力を結集して連覇を実現させました。

モータースポーツ活動の意義

HKSは自動車アフターマーケット製品の開発を行っており、様々なモータースポーツイベントに参加しています。最近では、ツーリングカー選手権、ドラッグレース、ドリフト競技、サーキットタイムアタックなどの活動にも注力しており、モータースポーツを通じて若手エンジニアやメカニックの育成に力を入れています。

このダートトライアル選手権への参戦は、若手人材育成と製品開発へのフィードバックを目的としたもので、2023年から本格的に参戦してきました。競技を通じて得た知見を製品へ活かし、より高品質な商品を顧客に届けることを目指しています。

参戦結果のハイライト

最近の全日本ダートトライアル選手権では、以下のような結果が残されています。

- 2023年: Dクラスで全7ラウンド中、シリーズ優勝
- 2024年: Dクラスで全7ラウンド中、再びシリーズ優勝
- 2025年: D2クラスで第6戦において4度目の勝利を飾り、シリーズ優勝を果たしました

特に2025年は、Dクラスに新たに二輪駆動車の「D1クラス」が追加され、従来の四輪駆動車クラスがD2クラスに改称されるなど、変化に富んだシーズンでした。これらの結果は、チームの努力と技術力の証でもあります。

使用車両のスペック

HKSが運用しているランサーエボリューション（CBA-CZ4A）は、多くのカスタムと技術が詰め込まれています。

- エンジン: 4B11改【HKS 2.2L KIT】
- ターボ: HKS GTIII-RS
- 最高出力: 495 PS
- ミッション: シーケンシャル5速
- サスペンション: HKS HIPERMAX SPL

このように仕様が整った車両は、過酷な競技環境においても高いパフォーマンスを保証します。また、様々なパーツのカスタマイズが行われており、特にカーボン部品の採用は軽量化とパフォーマンス向上に寄与しています。

さらに広がる未来

2025年シーズンも残り2戦となり、HKSはさらなる技術開発にも力を入れる所存です。引き続き応援をいただけるよう、地域の皆様と共に挑戦して参ります。

スポンサー企業・協力者

HKSの活動を支えてくださっているスポンサー企業やサポートをしている皆様にも感謝申し上げます。横浜ゴム、エンドレスアドバンス、ブリッドなど各社の協力があってこそ、今日の成果があると言えるでしょう。

今後もダートトライアルを通じて、若手エンジニアの育成と技術革新を推進し、Motorsportの興奮を地域と共に分かち合っていきたいと考えています。最新の情報や車両開発のストーリーは、HKSの特設ページで随時更新していく予定ですので、ぜひご覧ください。