大創産業、再生可能エネルギー由来の電力供給を開始
株式会社大創産業が、2025年6月から東北電力のオフサイト型コーポレートPPAサービスを活用し、再生可能エネルギーによる電力を初めて導入します。これにより、同社が運営する東北・新潟のDAISO 118店舗と、新潟地区にある地域への在庫保管型物流センター(RDC)に再エネ由来の電力を供給し、店舗の年間電力使用量の約20%をこれで賄う予定です。
新たな取り組みの背景
大創産業は環境への配慮を重視する企業として、2023年にグローバルSDGs推進課を発足し、CO2排出量の削減に向けた施策を進めています。今回の電力供給導入は、その一環として位置づけられています。
この新たなサービスでは、ウエストホールディングスが開発した低圧太陽光発電所から得た電力を通じて、毎年約1,100トンのCO2排出量削減が期待され、持続可能な社会の実現に寄与することを目指しています。
コーポレートPPAサービスの詳細
コーポレートPPAサービスは、発電事業者である東北電力が、太陽光発電所から発電された再生可能エネルギーを調達し、企業へ供給する仕組みです。大創産業は、青森県から新潟県にかけて展開される118店舗にこの電力を供給し、年間276万kWhを見込んでいます。
再生可能エネルギーの推進は、企業努力だけでなく地域社会との連携も重要です。大創産業の今回の取り組みは、地域のエネルギー自給率を高めると同時に、カーボンニュートラルの実現に向けた大きな一歩となります。
参加企業の役割
1.
大創産業: 環境に配慮した商品開発や電力の再生可能エネルギー調達を進め、地域社会における持続可能な発展に寄与します。
2.
東北電力: 多様なニーズに応える「グリーンエネルギーソリューション」を提供し、顧客のCO2排出量削減をサポートします。
3.
ウエストホールディングス: 太陽光発電の導入を促進し、持続可能なエネルギー社会を実現する役割を担います。
今後の展開
大創産業は、商業エリアにおける再生可能エネルギーの導入をさらに進め、他地域でも同様の取り組みを企画しています。カーボンニュートラルの実現に向け、地域住民や企業が協力して再生可能エネルギーを広めることができるよう、イベントやセミナーを通じて情報提供も行っていく考えです。
このような積極的な取り組みが進む中、私たち一人ひとりが持続可能な社会を支えるために、エネルギーの選択や生活スタイルを見直していくことも重要です。これからの大創産業の活動に期待が寄せられます。