聖隷厚生園での甲子園パブリックビューイング
2025年8月15日(金)、静岡県浜松市の聖隷厚生園にて、第107回全国高等学校野球選手権大会のパブリックビューイングが開催されます。これは、社会福祉法人聖隷福祉事業団が運営する障害者福祉施設にて行われる特別なイベントです。
このイベントの目的は、地域の高校生たちから日頃の支援を受けている聖隷厚生園の利用者が、今度は彼らを応援する機会を作ること。そのために聖隷クリストファー高等学校の学生たちが日常的に行っているボランティア活動や支援への感謝の気持ちを込めて、パブリックビューイングを企画しました。
地域との絆を深める
聖隷厚生園では、障害を持つ方や介護が必要な方、医療ケアを要する方々への支援を行うだけでなく、地域社会とのつながりも重要視しています。実際に、聖隷クリストファー高等学校の学生たちが訪れ、車いすの清掃や草刈り、イベントの飾り付けなど、様々な形で寄与してくれています。このようなサポートを受けながら、聖隷厚生園は日々感謝の気持ちを大切にしています。
新しい体験が生む活力
パブリックビューイングに参加することで、普段は応援される側である利用者が、今度は球児たちを応援する側として関与できる体験が生まれます。バットがボールを打つ金属音や、応援団の声が響く中で、多くの人々が一つの空間に集まることで生まれる特別な空気感は、利用者の心身を活性化させることにつながります。
こうした小さな変化が、「共に支え合い生きる」インクルーシブ社会を実現するための重要な一歩であると、私たちは信じています。イベントの時間は、10:45頃から11:20頃を予定しており、聖隷厚生園内の障害者デイサービスルームで行われます。施設の利用者や職員にとって、一緒に歓声を上げる貴重な機会となるでしょう。
聖隷厚生園の概要
聖隷厚生園は、浜松市浜名区に位置し、多様な福祉サービスを提供している複合施設です。設立は昭和5年(1930年)で、キリスト教精神に基づく「隣人愛」を基本理念として、地域社会に密着した支援を行っています。現在、1都7県で208施設524事業を展開しており、医療、健康、福祉、介護の幅広い分野で事業を行っています。
聖隷厚生園のイベントに関心のある方は、ぜひ足を運んで、地域との絆を深める素晴らしい機会を味わってみてください。お問合せは、053-437-4511(平日8:30~17:00)までどうぞ。担当は岡本・曽布川です。地域の皆さんと共に感動を分かち合い、これからの支援の在り方を考えるきっかけにしたいと思います。