食品ロスゼロに向けた新たな取り組み
ファミリーマートが、食品ロス削減を目的とした革新的な実証実験をスタートします。2026年1月28日から、東京都内の6店舗で始まるこの取り組みは、世界的なフードロス削減のリーダーである「Too Good To Go」との連携により実現するものです。
このたびの実験では、アプリを通じて、消費期限が迫った食品を特別価格で提供する「サプライズバッグ」の販売が行われます。これまでにも、AI技術を駆使して発注精度の向上や、「涙目シール」を使った値引き販売を行ってきたファミリーマートは、さらなるフードロス削減に向けて積極的に取り組んでいます。新たなアプローチとして、アプリによって食品を必要とするお客様と、余剰食材を持つ店舗をタイムリーに結びつける仕組みを導入することで、より多くのお客様に参加してもらうことを目指します。
「Too Good To Go」とファミリーマートの提携
「Too Good To Go」は、北欧生まれのフードロス削減アプリであり、余った食品をお得に購入できるサービスを提供しています。このアプリを利用することで、消費者は家庭での食品ロスを減らす手助けをすることができ、同時に新鮮な食材を安価で手に入れることができます。ファミリーマートは、恵方巻の販売もこのアプリを通じて行う予定で、普段のスーパーマーケット体験とは一味違った楽しみ方を提案します。
ファミリーマートの社長、細見研介氏は「私たちの目指すのは、食品ロスを減らすことで、環境に優しく持続可能な社会を築くこと」と言い、具体的な数値目標を掲げています。たとえば、2030年までに食品ロスを2018年対比で50%削減、2050年には80%削減を目指すことを宣言しました。このように、企業の取り組みが大きく変わってきている今、消費者もその一翼を担うことができるのです。
「涙目シール」のユニークさ
ファミリーマートの「涙目シール」は、ただの値下げではなく、消費者が食品ロスを減らすための心理的ハードルを下げる工夫が凝らされています。「たすけてください」というメッセージと涙目のキャラクターが描かれたこのシールは、消費者に共感を呼び、購買意欲を高める効果があります。過去のデータでは、涙目シールの導入以降、廃棄量が前年同期比で約5%減少したという結果も報告されています。これにより、年間で約3,000トンの食品ロス削減が見込まれています。
消費者の積極的な参加を
今回の取り組みにあたり、両社は消費者の意識を変える活動が重要だと考えています。Too Good To Goの代表、大尾嘉宏人氏は、「ファミリーマートの迅速なアクションと消費者へのメッセージが、このプロジェクトの成功に繋がる」と述べています。今後の展開としては、実証実験を通じてデータを収集し、さらなる施策として広がりを持たせていきたいとしています。
このように、ファミリーマートとToo Good To Goの連携は、店舗だけでなく消費者の参加も促す取り組みとして注目を集めています。食品ロス削減は一個人の力だけでは解決が難しい問題ですが、このような新しい試みを通じて、多くの人々の意識を変え、持続可能な社会に向けた一歩を踏み出せることを期待しています。
私たち一人ひとりが、このような取り組みに参加することで、食品ロスを減らすことができるのです。これからも地域に密着した活動が広がることを願い、持続可能な未来に向けて共に歩んでいきましょう。