富士スピードウェイで開催された金曜日パートナーDAYの成功
7月18日(金)、静岡県小山町に位置する富士スピードウェイにて、全日本スーパーフォーミュラ選手権(以下、スーパーフォーミュラ)の特別イベント「金曜日パートナーDAY」が開催されました。このイベントは自動車産業のビジネス交流と、モータースポーツ業界への就職を希望する学生のためのマッチングを目的としており、参加企業28社、来場者は300名を超える盛況ぶりでした。
この「金曜日パートナーDAY」は、主催の日本レースプロモーション(以下、JRP)が初めて企画したイベントであり、モータースポーツに関心を持つ若者や自動車業界の人々が一堂に会する貴重な機会となりました。会場では、午前11時から始まった練習走行と合わせて、参加者たちが最新の技術やキャリアの情報を得るべく活動を展開しました。
自動車産業とのビジネス交流
「金曜日パートナーDAY」は二部構成になっており、その一つ目は「技術セッション」です。このセッションでは、スーパーフォーミュラに技術提供を行っている企業を中心に、自動車関連の企業13社が最新の技術を展示しました。150名以上の企業や研究者が会場に集まり、熱心に技術の交流を行い、モータースポーツの最前線での知見を深めました。
さらに、セッションでは実業家の堀江貴文氏が特別ゲストとして登壇し、「宇宙開発を支えるモータースポーツの技術」というテーマで基調講演を行いました。参加者は、モータースポーツの技術がどのように応用され、未来の可能性を広げるのかに興味津々でした。
学生向けの就活セッション
二つ目のセクションは、学生向けの「就活セッション」です。JRPのパートナー企業であるFENNELと共同で実施し、スーパーフォーミュラ参戦チームや自動車業界で活躍する企業15社が参加しました。具体的には、トヨタ、ホンダ、横浜ゴムなどが集結し、150名以上の学生が希望する業界に向けた合同就職説明会が行われました。午前の部が開始する前から、入場待機列ができるほどの人気で、平日の金曜日にもかかわらず多くの学生が集まりました。
会場では、ホンダの田辺豊治氏をはじめとする業界のプロフェッショナルが直接就職説明を行い、学生たちの貴重なキャリアの選択肢を広げました。職業に対する熱意が伝わり、未来のモータースポーツ業界を担う人材が生まれる瞬間を目にすることができました。
今後の目標
JRPは今回のイベントを通じて得た成果を振り返り、モータースポーツが社会課題の解決に貢献できる役割を再認識しました。今後も社会にとって必要とされるモータースポーツの発展を目指し、さらなる企業や団体との連携を呼びかけています。
これらの活動を通じて、新しい技術と人材が育まれ、モータースポーツおよび自動車産業が持続可能な形で成長していくことを期待しています。富士スピードウェイでの「金曜日パートナーDAY」は、モータースポーツの新たな可能性を感じさせる場となりました。