日本・ASEAN学生会議が静岡で開催
日本とASEAN諸国間の架け橋となる「日本・ASEAN学生会議」が、2024年1月14日から21日までの期間、静岡県他で行われます。この会議には、ASEAN諸国および東ティモールの大学生約100名と、日本の学生9名が参加し、海洋安全保障、気候変動、文化保存と教育という重要なテーマについて深く議論と学びを行います。
会議の目的
この取り組みの主な目的は、参加者が持つ多様な視点を通じて、共通の課題に対する理解と解決策を見出すことです。また、文化的多様性を尊重しながら、異なる背景を持つ学生の間での友好協力のネットワークを強化することを目指しています。国際交流の重要性を再認識し、お互いの文化を理解することで、将来の国際問題に取り組む力を養います。
プログラムの内容
この学生会議では、3つのグループに分かれ、それぞれ異なるテーマについて視察や学びを深めます。
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1月15日(水): 海上保安庁を訪問し、実際の業務を学びます。
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1月16日(木): 静岡県内の海洋関連機関を訪れ、環境保全活動についての理解を深めます。
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1月17日(金): 地元の川根本町でのホームステイを通じて地域の人々との交流を図ります。
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1月15日(水): 千葉商科大学にて、気候変動に関する講義を受けます。
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1月16日(木): 伊豆沼・内沼サンクチュアリーセンターで視察し、実地での学びを重視します。
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1月17日(金): 宮城県登米市でのホームステイを通じて地域の生態系について考えます。
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1月15日(水): 伝統工芸品の振興に関する団体を訪問し、日本の文化を学びます。
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1月16日(木): 栃木県の教育機関を表敬訪問し、教育に関する意見交換を行います。
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1月17日(金): 竹工芸体験を通じて、日本の伝統文化に触れます。
グループ共通の活動
1月18日から20日には、全参加者が集まっての分科会やワークショップが行われ、そこで得られた知見をもとにアクションプランをまとめます。最終日には成果報告会も予定されており、各グループの活動報告を通じて相互に学び合います。
お問い合わせ
本事業に関心がある方は、一般財団法人日本国際協力センター(JICE)にお問い合わせください。また、詳しい情報や参加方法については、公式サイトもご覧ください。国際交流に興味がある学生や関係者にとって、貴重な経験となることでしょう。この機会を通じて、日本とASEAN諸国の未来の関係構築に寄与できることを期待しています。