環境に優しいブレーキ技術でサポートする鈴鹿8耐
2026年7月3日から5日にかけて、愛知県鈴鹿市で開催予定の「2026 FIM世界耐久選手権 鈴鹿8時間耐久ロードレース」に、サンスターが環境負荷を低減した新しいブレーキディスクとパッドを提供することが決まりました。この取り組みは、鈴鹿8耐のエクスペリメンタルクラスに参戦する「チームスズキCNチャレンジ」によるもので、サンスターのブレーキ技術がさらに進化したものであることが期待されます。
環境への取り組み
「チームスズキCNチャレンジ」は、スズキが推進しているカーボンニュートラルや環境負荷低減の挑戦をテーマにしており、鈴鹿8耐での完走を目指します。2024年からは、バイオ由来のサステナブル燃料や、環境性能技術を駆使したタイヤやオイル、カウル、そしてサンスターが提供するブレーキパーツを搭載した二輪車でレースに参戦する予定です。
サンスターは、スズキとの協業の中で、独自の技術を用いてディスクの熱処理工程を廃止しました。これにより製造過程でのCO2排出が約50%削減され、サステナブルでありながら高い制動性能を実現しています。ブレーキパッドについても従来の製品と同等の効きとコントロール性を保ちながら、摩耗量の削減を実現しており、今後も改良を続けていく方針です。
ブレーキパーツの特長
サンスターの環境対応型レース専用ブレーキディスクは、以下の特長を持っています。
- - CO2排出の削減: 熱処理工程を廃止することで、製造時のCO2排出を約50%減少。
- - 耐久性の向上: 摺動部にはディンプル小孔を採用し、パッドクリーニング効果やクラック耐久性を両立。
さらに、ブレーキパッドは新たに開発され、約15%の摩耗量削減を達成しました。この技術は、今後の市販製品にも応用される可能性があります。
サンスターの歴史と未来
サンスターは、1961年にオートバイ向けディスク部品事業を開始し、以来長年にわたって二輪メーカーに製品を提供してきました。レース専用ブレーキディスクの供給は、世界中のトップチームに利用され、レースの勝利を支えてきました。サンスターのブレーキ部品は、信頼性と高性能で知られており、多くのレースファンに支持されています。
今後もサンスターはカーボンニュートラルに向けた活動を強化していき、持続可能な社会に貢献するための技術開発を続けるとともに、一般向けの製品開発にも成功を収めることが期待されています。どのような技術革新が待っているのか、今後の展開から目が離せません。