防災観光の新提案
2024-12-20 18:05:59

魅力的な観光地で防災意識を高める「Evacuation Site seeing」始動

「Evacuation Site seeing 防災観光地」で観光と防災を楽しもう



全国の観光地において、観光と防災の新しい形を提供するプロジェクト「Evacuation Site seeing 防災観光地」が、12月20日(金)に始動します。この取り組みを通じて、各地の観光名所が持つ二面性、すなわち観光地としての魅力と災害時の避難場所としての役割の両方を浮き彫りにしていきます。

プロジェクトの背景



このプロジェクトは、株式会社グッドマンサービスが推進しています。グッドマンサービスは、全国のホテルや旅館にリゾートバイトという形で人材を派遣し、常に地域振興を目指して観光業の向上に努めています。近年、地震や津波といった自然災害の影響が多くの地域に及び、特に観光客が避難方法を知らないまま災害に直面することが問題視されてきました。

「Evacuation Site seeing 防災観光地」は、観光地の魅力を愉しむ中で、万が一の際の避難先を理解し、備える必要性を呼びかけることが目的です。この取り組みが成功すれば、訪れる人々が安心して旅行を楽しむことができ、地域振興にも貢献できるでしょう。

全国の防災観光地の取り組み



このプロジェクトでは、各地方の観光スポットが防災情報を発信します。たとえば、高知県中土佐町には第1号津波避難タワーが存在し、普段は観光客にも開放されている展望台として利用されています。このタワーは、災害時に地域の人々を守るために設けられた重要な施設であり、観光と防災の切り離せない関係を象徴しています。

さらに、静岡県の磐田市には津波避難タワーがあり、地元の人々が安心して避難できる環境を整備しています。こちらの施設も、観光客に向けて防災教育や減災意識を高めるイベントを実施しており、観光と防災の融合が進んでいます。

これらの事例は、単に観光を楽しむ場としてだけではなく、緊急時における避難先としての機能も果たすことを意味しています。訪れる人には、その地域の美しさとともに、訪問先が持つ防災機能についても意識していただく機会を提供します。

防災意識の向上を目指して



フリーアナウンサーの塩地美澄さんも、「日本人は災害リスクが高い国に住んでいますが、防災に対する意識が不足している」とし、「Evacuation Site seeing」の取り組みを応援しています。観光を楽しみながら、自然と防災意識が高まる仕組みを作ることで、観光客も冷静に行動できるようになると述べています。

宿泊施設での情報発信



グッドマンサービスでは、防災観光地への理解を深めるため、賛同を得た宿泊施設にポスターを掲示する予定です。これにより、多くの方に防災観光地の存在を知ってもらい、次回の旅行先として選ばれるきっかけを提供することを目指しています。

地域振興と防災意識の向上を両立させる「Evacuation Site seeing 防災観光地」。来る12月20日から始まるこの新しいプロジェクトにぜひ注目してみてください。そして、訪れる際には観光を楽しむだけでなく、万が一の備えを考えるきっかけにもなってほしいと思います。


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