HiOLI、地方創生事業へ本格進出
株式会社HiOLIは、新たな存在意義として「地域の価値を未来へ紡ぎ、想いをつなぐ新たな架け橋となる」というパーパスを掲げて、地方創生事業に本格的に取り組み始めました。特に注目すべきは、朝霧乳業株式会社と株式会社たこ満との共同で運営する「あさぎり牛乳」ブランドが、スタートから1周年を迎えたことです。この取り組みから得た知見をもとに、HiOLIは地方の優れた文化やおいしい食品を次世代に引き継ぐべく、新たなスイーツブランドの開発にも着手しています。
地域資産の価値を再定義する
HiOLIは、これまで酪農の課題に向き合う中で、日本各地には未発掘の地域資源が豊富に存在すると感じています。AIやデジタル化が進む現代社会でこそ、地域の「手触り感」や「人とのつながり」を大切にする価値が高まっています。これを実現するために、地方の熱量と都会の感性をつなげる取り組みが求められていると感じています。
新たに掲げたパーパスは、地域の文化や素材を丁寧に次世代の形に変えるとともに、本土の生産者の想いを都会の消費者へ届けることを目指しています。こうした取り組みを通じて、より「やさしい」社会の実現を目指しています。
あさぎり牛乳の成功と今後の展開
「あさぎり牛乳」はリブランドを経て地域資源を都市のニーズに合った形で提供してきました。具体的には、以下のような施策を実施しています。
- - ブランドストーリーの策定: 富士山での厳選された乳製品の背景や製造のこだわりを、現代の消費者に響く形で再構成。
- - ビジュアルアイデンティティの改革: パッケージデザインや店舗デザインを見直し、魅力的で洗練された印象を与えています。
- - 体験型のブランド構築: 製品だけではなく、ブランドの物語を体験できる接客を設計。
今後は、首都圏や関西エリアに常設店舗を設けるだけでなく、「POP-UP STORE」を通じてさまざまな体験の場を提供します。
新たなスイーツブランドの開発
HiOLIは地方の資源を活かす新たな挑戦として、複数のパートナーと協力して新スイーツブランドを開発しています。2026年冬には、首都圏や大都市圏の主要百貨店での催事を皮切りに展開を始める計画です。この取り組みは、単に商品を提供するのではなく、地域の歴史や文化を尊重し、それをもとに持続可能な食文化を育てることを目指しています。
パートナーとの共創
HiOLI代表の平岡氏は、効率化が進む中でも「手触り感のある表現」が重要であると語っています。そして、パートナーシップを通じて地域の課題を克服する新しい循環を作り出すことに期待を寄せています。この視点が、地方の熱量を都会の感性と結び付け、未来に繋がる食文化の創造へとつながるのでしょう。
結び
HiOLIの取り組みは、ただの地方創生にとどまらず、地域資産への敬意を表しながら新しい価値を見出すものです。これからも彼らの挑戦から目が離せません。このような動きが、日本の地域社会全体に良い影響を与え、「やさしい社会」を実現する一助となることを期待しています。