ファミリーマートとコカ・コーラが描く未来の多様性イベント
10月11日、ファミリーマート株式会社とコカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社が合同で「ALLYを周りに広めよう!」というイベントを開催しました。このイベントは、「動く+広める」というコンセプトのもと、3年目を迎えた連携活動です。今回は、国際カミングアウトデーに合わせてLGBTQ+の理解を深める目的で開催されました。
講演テーマ「多様な性から多様性を考える」
開催にあたり、認定NPO法人ReBitの代表理事である藥師実芳氏を講師としてお招きしました。藥師氏は自身がトランスジェンダーである経験を交え、DE&I(多様性と包摂)やLGBTQに関する基礎知識、社会の取り組みの変化、そして権利向上について幅広い視点で解説しました。
講演中、藥師氏が語った自己受容の過程や、周囲からのサポートへの感謝が参加者の心に響き、セクシュアリティに関する理解を深める機会となりました。多くの参加者が真剣に耳を傾け、気づきを得る場となったことが印象的でした。
参加者のアクション
講演後には、参加者が自分自身の行動を考える個人ワークを実施。藥師氏がお勧めした「今日からできること」という具体的なアクションプランを基に、様々な意見交換が行われました。参加者からは、「自分がALLYであることに誇りを感じた」「悩みを理解してくれる人がいる大切さを再認識できた」といった前向きな声が多数寄せられました。
藥師氏のメッセージ
藥師氏は、「ReBitはLGBTQの人々がありのままに未来を選べる社会の実現を目指している」と述べ、そのための一歩としてのイベントの意義を強調しました。また、参加者が共同で制作した六色のレインボーステッカーを職場や家族に広める意欲を示す様子に、強いサポートを感じたと語りました。
企業の思い
コカ・コーラ ボトラーズジャパンの担当者は、藥師氏のエピソードが社員に「ALLYとして何ができるか」を考える機会を提供したと述べ、インクルーシブな職場文化の育成に寄与したと感じています。
また、ファミリーマートの担当者も、今年の連携に感謝の意を表し、参加者の心に響いた藥師氏のメッセージが企業間を越えた学びの契機となったとコメントしました。
最後に
今回のイベントを受けて、多様性に対する理解がより深まることが期待されます。これからも、ファミリーマートとコカ・コーラ ボトラーズジャパンは、身近な存在として多様性を広め、全ての人が自分らしく活躍できる社会の実現に向けて取り組み続けるでしょう。