おにぎり好き94.8%!価格と具材が選択のカギに
最近、おにぎりに関する興味深い調査が発表されました。株式会社mitorizが実施したこの調査は、全国の消費者から得たデータをもとに、日常生活の中に欠かせないおにぎりの人気や購買傾向を探ります。
おにぎりは国民的な人気食材
調査の結果、実に94.8%の人が「おにぎりが好き」と回答しました。特に30〜50代の世代では「とても好き」と答える割合が非常に高く、40代では53.8%、30代でも52.5%を記録しました。この結果から、おにぎりは幅広い年齢層に支持されている食べ物であることが分かります。
手作りと市販品の購入状況
さらに、調査では自宅でおにぎりを作る頻度についても触れています。約5割の人が月に1回以上おにぎりを手作りしていると答えました。逆に市販のおにぎりを購入する頻度は、週に1回以上という回答が約3割にのぼり、特に「月に1〜2回」という回答が37.7%ともっとも多かったです。このように、自宅での手作りと市販品の購入の両方がそれぞれのライフスタイルに応じて行われているのです。
購入時の重視点は「具材」と「価格」
消費者はおにぎり購入時に「具材の種類」や「価格」を特に重視していることも調査で明らかになりました。具体的には「具材の種類」が76.4%、次いで「価格」が69.1%という結果で、これにより多くの人が購入する際に自分の好みに合ったおにぎりを探していることが分かります。他にも「ご飯の種類」や「ボリューム感」が選ばれる要因となっており、重視されるポイントが多様化していることがうかがえます。
おにぎりの価格上昇と消費行動の変化
最近の食品価格の上昇を受けて、93.3%の人が市販のおにぎりの価格が高くなったと感じています。面白いことに、値上げ後も「とくに変わっていない」という回答者が34.7%を占め、購入を継続している様子が伺えます。ある一方で、「購入頻度を減らした」という人も32.3%おり、コストを意識した消費行動の変化が見られます。
期待される価格帯
購入可能な価格についての調査によれば、コンビニでのおにぎりに適切とされる価格は「100円〜130円未満」が49.7%となる一方で、専門店においては「200円〜300円未満」が最も多く、専門店の品質に対する期待感を如実に表しています。こうした価格に対する意識は、消費者の嗜好や期待を反映していることが分かります。
まとめ
おにぎりの人気は衰えを見せず、さらにその背後には消費者が求める価格や具材といったニーズが明確に浮かび上がっています。今後もこれらの要素は、おにぎり市場を形成していく大事な鍵となるでしょう。おにぎりはただの食事ではなく、家庭の味や愛情が込められた一品として、私たちの日常生活に根付いていることを忘れてはいけません。