浜松発防災カルタ
2026-06-22 10:51:25

浜松の高校生リーダーが手掛ける防災カルタで世界中の命を救うプロジェクト

浜松の高校生リーダーが手掛ける防災カルタで世界中の命を救うプロジェクト



2026年6月21日、オイスカ浜松国際高校にて特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクトが主催した「浜松発・世界とつながる防災カルタプロジェクト」の一環として、高校生を対象としたリーダーシップ研修会が行われました。このプロジェクトは、静岡県内に住む外国籍ルーツの住民や日本人住民、さらには災害リスクの高い地域の人々に向けて、「やさしく、楽しく、実際に使える防災教育」を提供することを目的としています。

高校生が地域の防災リーダーに



静岡県は南海トラフ地震などの大規模災害リスクを抱えている地域です。浜松では、多くの外国籍ルーツを持つ住民が生活しており、災害時には言語や文化、地域コミュニティとのつながりの違いが避難行動や情報取得の大きな障壁となるでしょう。本プロジェクトでは、高校生がリーダーシップを発揮し、子どもたちから大人まで使いやすい「防災カルタ」を作成します。このカルタには、避難所での過ごし方や災害への備え、地域での助け合いの重要性などが盛り込まれ、多様な文化的背景を持つ人々にも伝わるように工夫されています。

誰ひとり取り残さない防災教育



防災カルタを通じて、このプロジェクトは「誰ひとり取り残さない防災教育」を実現し、静岡県内での防災啓発を目指します。カルタは遊びながら防災を学ぶ教材としても機能し、言語が不自由な人々や小さい子どもたちにも楽しみながら理解を深めてもらうことを目指しています。このアプローチによって、防災知識は単なる知識にとどまらず、実生活に即した重要な情報となります。

海外でも活用される防災教育



なかよし学園は、これまでコンゴ民主共和国や南スーダンなど様々な国で教育や災害支援活動を展開してきました。特に2021年には、コンゴでの火山災害支援を行い、そこで得たノウハウを活かして新たに防災学校を設立しました。また、日本の小学校からの防災教材がネパールの子どもたちに届けられ、防災教育が広がる様子も見られました。日本と世界の架け橋となるこのプロジェクトは、地域課題を解決し、さらには海を越えて知識を伝え合う新しいモデルを模索しています。

循環型の防災教育モデル



プロジェクトは「循環型の防災教育モデル」の構築を進めており、高校生たちが作成した教材は、その後も地域や海外で使用され続けていきます。この取り組みは一度きりのイベントではなく、本プロジェクトを通じて得られた知見や経験は未来の教育に還元されることになります。

今後の展開



なかよし学園プロジェクトは、浜松や静岡県内の学校やNPO、外国人支援団体などと連携し、防災カルタ制作のワークショップや体験会を今後開催していく予定です。完成したカルタは、静岡の学校や、防災イベントなどで広く活用されることが見込まれています。この取り組みは、日本国内で得た知識を基に世界に向けて発信する新たな動きとして注目されることでしょう。このように、浜松から世界に広がる新しい防災教育の一歩が始まりました。

中村雄一代表は、「災害は予期できないが、私たちが作る防災カルタは、地域の人々や外国籍住民を強化し、命を守るための重要な役割を果たすでしょう」とコメントしています。若者たちによる「今、自分にできること」を形にする力が、誰もが安心できる地域づくりへとつながるのです。


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