磐田市が目指す日本一のエビの陸上養殖地
スポーツのまちとして知られる静岡県磐田市は、地域の特産物としてエビの陸上養殖に力を入れています。市内には国内最大規模の陸上養殖施設があり、2022年7月、2024年12月には新たな施設の開設が予定されており、今後の発展が期待されています。これにより磐田市は「エビのまち」としてのブランド化が進んでいます。
名誉海老大使の誕生
このたび、磐田市の草地博昭市長が一般社団法人日本海老協会から「名誉海老大使」に任命されました。記者会見ではエビの被り物を身に着けた市長が登場し、再度磐田市のエビについての魅力を力強くアピールしました。
>「名誉海老大使に任命していただき、誠にありがとうございます。磐田市は全国でもトップレベルの養殖量を誇ります。エビの魅力を広めるために努力していきます。」と草地市長はコメント。
この名誉海老大使就任を契機に、多くの人々に磐田のエビを知ってもらうための取り組みが進められます。
エビ活実行委員会の設立
名誉海老大使就任に続き、磐田市では「いわたエビ活実行委員会」が設立されました。この委員会は陸上養殖エビのプロモーションを目的としており、地域イベントの実施を計画しています。特に注目すべきなのは「エビフェア!in いわた~えび丸ごと夢の料理コンテスト 2025~」というイベントです。
このイベントでは、地域の小学生から「家族が笑顔になる夢のエビ料理」をテーマにした絵を募集します。優秀作品は地元の飲食店などで実際のメニューとして提供されることを目指します。このような活動を通じて小さな子供たちがエビに親しむきっかけを作り、次世代へとこの文化を継承していく狙いです。
エビを通じた地域活性化
磐田市のエビ養殖事業は、単に食材を生産するだけでなく、地域経済の振興にも寄与しています。国内外から注目を集めることで観光客の誘致や地域ブランドの確立にもつながることが期待されています。今後も磐田市がエビの陸上養殖の先進地として発展していく様子に注目が集まります。
磐田市の取り組みは、エビという単一の素材を中心に地域全体を巻き込み、より一層の活性化を図る新しいモデルケースといえるでしょう。
エビの魅力を存分に伝えながら、地域の誇りを育てていく磐田市の未来に期待したいですね。