真空成形トレーのヨシザワ、デジタル化で業務効率を大幅改善
株式会社ヨシザワは、真空成形トレーや物流容器の製造を行う企業として国内の物作りを支えてきました。近年はプラスチックのリサイクルにも力を入れ、地域に密着した活動をしています。このたび、同社はデジタル化の一環として「ネクストSFA/CRM」を導入し、業務の効率化を実現しました。
デジタル化の背景
ヨシザワの名刺および案件管理は、これまでアナログに依存していました。各営業担当者が個々に名刺を管理し、他の担当者が顧客情報を確認するためには、本人を取材する必要がありました。このプロセスは手間がかかるうえ、担当者不在時には情報が取得できず、機会損失が生じる原因となっていました。
さらに、見積書や関連資材も紙で保存されており、過去の情報に迅速にアクセスできないため、営業活動に影響を及ぼしていました。毎月の会議でしか営業実績が共有されず、日常的な情報整理や進捗の把握に課題がありました。このような問題を解消するために、「ネクストSFA/CRM」の導入が決定されたのです。
導入の効果
「ネクストSFA/CRM」の導入後、名刺データのデジタル化が実現し、情報の検索や共有にかかる工数が約90%削減されました。名刺情報はクラウド上で一元管理され、スマートフォンからアクセスも可能になりました。このように業務効率が飛躍的に向上したため、営業活動が円滑に行えるようになりました。
案件管理も大きく改善されました。見積書や関連資料を案件ごとにデジタルで管理できるため、必要な情報への即時アクセスが可能になりました。これにより、資料を探す手間が省かれ、営業の効率が向上したのです。また、ダッシュボード機能により営業実績がグラフ化されるため、自然な競争意識が育まれました。この結果、営業部内のモチベーションも高まっているといいます。
顧客との関係の深化
顧客からは「いつも連絡をくれる」という評価を得ており、信頼関係がさらに深まったとのことです。デジタル化に伴う効率化により、営業担当者は本来の顧客フォローに多くの時間を割くことができるようになり、これが成果につながっています。また、情報のデジタル化によって機会損失を防ぎ、将来的な売上の底上げに寄与することが期待されています。
取り組みの背景
ヨシザワは、50年以上にわたり国内の物流・製造業界に貢献し続けてきました。リサイクル原料の調達から製造・加工・配送までを自社で行う一貫生産体制を構築しており、特に近年はプラスチックリサイクル事業にも注力しています。月間約25トンのプラスチックを全国から収集し、地域の介護施設やホテルなどに販売することで、資源循環の輪を広げようとしているのです。
このような取り組みは、日本の環境問題の解決にも寄与しています。企業としての責任を果たしながら、地域に密着した活動を行うヨシザワの姿勢は、今後も注目を集めることでしょう。デジタル化の進展により、多くの企業が見習うべき事例となることでしょう。