廃食油を航空燃料へ再利用!新たな連携で持続可能な未来を目指す
最近、株式会社エターナルホスピタリティグループは、ENEOS株式会社と協定を結び、廃食油を持続可能な航空燃料(SAF)の原料として活用する新しい取り組みを始めました。この連携は、航空業界の脱炭素化に貢献することを目的としています。
取り組みの概要
この連携により、エターナルホスピタリティグループが運営する焼鳥屋「鳥貴族」から排出される廃食油が、国産のSAF製造に活用されます。具体的には、全国に展開する341店舗から廃食油を回収し、ENEOSが計画している和歌山県有田市のバイオ燃料製造プラントでの利用を目指しています。このプラントは国内最大規模で、持続可能な燃料供給の一端を担うことが期待されています。
エターナルホスピタリティグループの企業理念、「焼鳥屋で世の中を明るくしていきたい」という思いのもと、持続可能な社会の実現を目指して静かに活動を続けています。まさに、地球環境への配慮から生まれたこの取り組みは、企業としての社会的責任を果たす一環なのです。
「鳥貴族」とは
「鳥貴族」は、310円(税込)の均一価格で焼鳥を提供する人気チェーン店です。1985年に大阪で創業され、現在では全国に661店舗(2025年7月末時点)を展開しています。焼鳥には国産鶏肉を使用し、地元の食材を大切にする姿勢が高く評価されています。また、2016年から使用する食材をすべて国産に統一しており、「貴族焼」は定番メニューとして多くのファンに愛されています。
持続可能な飛行機の未来
航空業界の脱炭素化が求められる中、持続可能な航空燃料(SAF)が今後の重要な鍵となります。従来のジェット燃料は石油から作られますが、SAFはバイオマスや廃食油など、再生可能な資源を原料としているため、環境負荷を大幅に軽減することが可能です。
今後、エターナルホスピタリティグループとENEOSの取り組みが進むことで、廃食油の新たな活用モデルが確立されることが期待されています。これにより、航空業界での環境への配慮がさらに高まり、持続可能な社会の実現へと近づくことでしょう。
まとめ
廃食油を航空燃料に再利用する取り組みは、エターナルホスピタリティグループとENEOSの新たな連携によって実現することとなりました。焼鳥業界のリーダー「鳥貴族」が地球環境を考えたこのプロジェクトに参加することで、未来の航空業界の姿が変わりつつあります。これからも、地域企業の対応や新しい環境配慮の動きに注目していきたいですね。