浜松の平出章商店が大臣官房長賞を受賞!
2025年11月8日、東京で開催される「ニッポンフードシフトフェス」での全国表彰式に参加することが決定したアクセスしている平出章商店(本社:浜松市東区中里町)。彼らは、「食と農をつなぐアワード」の持続的食料システムの確立部門で大臣官房長賞を受賞しました。これは、日本の食と農について考える国民運動、『ニッポンフードシフト』の一環として行われています。
平出章商店の取り組み
株式会社平出章商店は、9年前から地元のスイーツ店と農産物生産者を結ぶ取り組みを開始しました。目的は、特に未利用の農産物や規格外品を活用し、生産者と消費者の間に存在するギャップを埋めることにあります。商品化された農産物は、製菓材料として提供されるだけでなく、地域の評価を高める重要な役割を果たしています。お菓子屋さんたちが、地元の食材で作った新商品を簡単に販売できる環境づくりを推進しています。
課題解決へのアプローチ
平出章商店は、スイーツ店と農産物生産者の橋渡し役としてだけでなく、地域の農産物を原材料とした製品を開発することで、両者で発生する課題を解決し続けています。たとえば、地元に加工工場が少ないために余分なコストがかかっている問題にも取り組んでいます。これにより、地域で完結する加工の仕組みの整備が進められています。
地元特産品の販売促進
農産物をスイーツの原材料として使用することによって、地域特有の商品の認知度を高め、消費者に喜ばれる新たな価値を創出しています。具体的には、浜松レモンや長田の桃を使用したスイーツが各店に並び、地元産品のPRにも一役買っています。地域の生産者や食品事業者が協力し合うことで、地域全体の活性化にもつながっています。
大臣官房長賞受賞の理由
今回の受賞は、平出章商店がスイーツ店と農産物生産者をつなげた取り組みが評価されたものです。特に、持続可能な食料システムを確立するためのプラットフォームを構築し、地域の課題を解決するための活動が大いに貢献したことが大きなポイントです。
展望
受賞を受け、平出章商店では今後もさらなる地域貢献を目指しています。持続可能な農産物の利用促進を通じて、もっと多くの事業者と連携し、地域の食文化の発展に寄与していく考えです。日本全国には、これまで活用されていない貴重な農産物がまだ存在しています。これらの資源を最大限に利用し、地域の特性を活かした製品づくりを推進することで、さらなる地域の活性化と環境保護に努めるとしています。
平出章商店の活動は、持続可能な食料システムの確立だけでなく、地域コミュニティ全体の活性化を図る重要なモデルケースとなっていると言えるでしょう。