中小企業向けAI業務支援サービス「BuddieS」が登場

IT企業の株式会社サンロフトが、2025年6月2日に新しいAI業務支援サービス「BuddieS」をリリースしました。このサービスは、中小企業が直面している業務の効率化や生産性向上を図るために開発されたもので、複数のAIツールを統合し、40以上の機能を提供しています。

開発の背景

サンロフトは1992年に設立されて以来、1,300社以上の中小企業を支援してきました。しかし、最近では中小企業が「業務にAIをどう活用すれば良いか分からない」といった相談を多く寄せるようになりました。人手不足を感じながらも、AIの導入方法に悩む企業の声を受けて、BuddieSの開発が始まりました。長年地域の企業と寄り添ってきたサンロフトだからこそ、実務に即したサービスを提供できるのです。

BuddieSの主な特徴

業務特化の多機能

BuddieSは営業やマーケティング業務に特化した40以上の機能を備えています。これには、文書作成や校正、議事録生成、メール返信支援、SEOを意識した記事生成、SNS運用支援、提案資料作成支援などが含まれます。これらの機能が、日常業務や法務など各部署に合わせた形で提供されます。

業務時間とコストの大幅削減

多くの業務システムは導入に多くの時間とコストがかかりますが、BuddieSはその点を克服しています。実際、β版を利用した企業からは、コンテンツ作成に16時間かかっていた作業が約3時間に短縮されたとの報告があります。これは約81%の時間削減を意味します。また、議事録作成も従来の1時間以上から数分に短縮され、約85％の時間を節約できます。

使用するAIツールの統合

BuddieSはChatGPT、Claude、Geminiといった複数のAIツールを統合しています。それぞれのAIは独自の特徴を持っており、その特性を活かすことで高品質なコンテンツ制作を実現します。従来はそれぞれ別々に契約が必要でしたが、BuddieS一つで複数のAIの利点を享受できるのが大きな強みです。

簡単な操作性

生成AIを使う際には、適切なプロンプトを入力する必要がありますが、BuddieSはシンプルなインターフェースを提供しており、専門的な知識がなくても容易に利用可能です。ユーザーは複雑な設定に悩むことなく、必要な情報を入力するだけで、期待通りの回答が得られます。

新たに生まれる価値

生成AIの進化により、さまざまな業界で変革が進んでいます。サンロフトの目指すところは、こうした革新的な技術を誰もが手軽に使える形で提供することです。BuddieSもその一環で、日常業務の効率化だけでなく、新しいアイデアや価値創造のための時間も生み出します。

時間に余裕ができることで、従業員は新しいアイデアを生み出しやすくなります。サンロフトは、今後も地元中小企業のIT・DX化をサポートし続ける覚悟です。