木質耐震シェルター70Kが市民に認知される
2024年12月、神奈川県新百合ヶ丘と静岡県清水区草薙にて「木質耐震シェルター70K」が展示され、多くの来場者に高い評価を受けました。このシェルターは、耐震性能の向上だけでなく、生活空間としても優れたデザインを兼ね備えています。イベントでは、参加者が実際にシェルターに入って体験し、地震時の安全性について啓発する機会となりました。
備えるフェスタin新百合ヶ丘
新百合ヶ丘駅周辺で行われた「備えるフェスタin新百合ヶ丘」では、「フェーズフリー」というテーマのもと、防災と日常生活の融合の重要性が訴えられました。ここでの展示は3回目を迎え、来場者からの注目が集まりました。大きな窓と広い間取りを持つ木質耐震シェルターは、居住性とデザイン性の両立が魅力であり、実際に内部を体験することで、地震時における安全な空間の重要さを理解していただきました。
川崎市の耐震化補助金
展示の際には、川崎市の耐震化補助金制度も紹介されました。こちらの制度では、特定の条件を満たす木造住宅に対して、耐震シェルターの設置に対する助成が受けられます。具体的には、耐震診断の結果が安全でないと確認された住宅が対象で、助成金は費用の9/10、上限30万円が支給され、地元の方々にとっては大きな意義があります。
くさなぎ冬フェス
静岡市清水区の「くさなぎ冬フェス」でも、「木質耐震シェルター70K」が展示され、地域住民に向けた防災意識の向上に貢献しました。実物のシェルターを体験できるブースを設け、耐震に関する知識を深めてもらう取り組みが行われました。また、地域の方々からは直接質問を受ける機会があり、耐震についての理解を助ける場となりました。
静岡市の耐震化補助金情報
静岡市では「耐震シェルター整備事業」を通じて、昭和56年以前に建築された木造住宅を対象に、耐震シェルターの設置費用の8割を助成しています。こちらもぜひ確認していただきたい点です。
当法人の取り組み
今後も一般社団法人耐震住宅100%実行委員会は、全国の自治体で耐震シェルター70Kの展示や啓発を続けていく予定です。2024年には8か所での展示を予定しており、地元住民の皆様に防災意識をさらに高めていただける機会を提供します。特に、耐震化が進むことで地域全体の安全性が向上することに寄与することを目指しています。
木質耐震シェルター70Kの特徴
「木質耐震シェルター70K」は、株式会社エヌ・シー・エヌとの共同開発により製品化されました。その構造はラーメン構造を活かしたもので、居住性やデザイン面での改善がなされています。内装のサイズは4.5畳、6畳、8畳の基本ユニットから選ぶことができ、個人のニーズに合わせた設置が可能です。これにより、家屋が倒壊した際の避難場所として安全な空間を確保します。
まとめ
展示イベントを通じて、多くの市民がこのシェルターの重要性を実感し、耐震対策の必要性を再確認しました。今後も地域と連携し、安心して生活できる環境作りに貢献していきます。耐震住宅100%実行委員会の活動にご注目ください。