新型全固体電池登場
2025-12-19 14:56:00

FDK、全固体電池 SoLiCellの新モデル「SCD4532K」を発表

FDK株式会社が新しい全固体電池を発表



FDK株式会社の代表取締役社長、長野良氏が発表した通り、同社は最近、全固体電池「SoLiCell🄬」の新モデル「SCD4532K」のサンプル出荷を開始しました。この新型電池は、特に定電圧充電に対応することで、様々なデバイスでの利用が期待されています。

SCD4532Kの特長と利点



「SoLiCell🄬 SCD4532K」は小型で高エネルギー密度を持ち、また高い安全性と環境適合性が特徴です。今回のモデルは、充電温度および充電電圧の範囲を広げることで、定電圧充電に対応可能になりました。

これにより、従来の技術から大幅に進化し、充電回路設計において高精度な電圧制御が求められなくなります。これがもたらす利点は、まず部品点数の削減とコストの低減。また、機器の小型化にも寄与します。この新モデルでは、3Vの出力を維持しつつ、高耐候性も引き続き保たれています。

幅広い用途



「SCD4532K」の登場により、さまざまな分野での応用が期待されています。以下のような用途に特に適しています:
  • - 小型IoTデバイス
  • - ウェアラブル機器
  • - RTC(リアルタイムクロック)バックアップ電源
  • - SRAM/MCUなどのバックアップ電源
  • - エネルギーハーベスト機器との組み合わせ
  • - 高温・真空などの過酷な環境下での通信デバイス

このように、従来のモデルに比べて新たな機能を付与することで、より多様な環境や用途での電源供給が可能になりました。

展示会について



新型「SCD4532K」の実物は、2026年1月21日から23日まで東京ビッグサイトで開催される「第5回スマート物流EXPO -物流DX/ロボット/カーボンニュートラル展-」で展示される予定です。

FDK株式会社は、今後もこの技術の高容量化・高出力化を進め、さらなる用途拡大を目指しています。全固体電池市場は急成長を遂げており、FDKの技術革新の一翼を担っていると言えるでしょう。これからの技術の進展に期待が寄せられています。

私たちの生活をより便利に、そして持続可能にする全固体電池の未来を、ぜひ見守っていきましょう。


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