ENEOS低炭素ガソリン
2025-06-02 11:29:28

ENEOSが開発した低炭素ガソリンがスーパー耐久シリーズで実証開始

ENEOSが新たな低炭素ガソリンの実証を開始



ENEOS株式会社は、低炭素ガソリンであるエタノール混合ガソリンの開発実証をすることを発表しました。この取り組みは、2025年に予定される「ENEOSスーパー耐久シリーズ」において行われます。

2020年5月31日には、静岡県にある富士スピードウェイで、このプロジェクトに携わる自動車メーカーの技術開発責任者たちとの会見が開かれ、今後の展望が語られました。参加した企業には、トヨタ自動車、株式会社SUBARU、日産モータースポーツ&カスタマイズ、マツダなどが名を連ねています。

エタノール混合ガソリンとは?


エタノール混合ガソリンは、植物由来のエタノールを使用した次世代の低炭素燃料です。トウモロコシやサトウキビから得られるグルコースや、草本植物や再生紙などを原料から製造され、従来の化石燃料と比べてCO2排出量が少ないという特長を持っています。これにより、環境に配慮した燃料として、自動車業界の注目を集めています。

環境への配慮


第7次エネルギー基本計画においても、低炭素ガソリンの導入が期待され、官民が協力してその環境を整えています。ENEOSは、これまで培った燃料に関する専門技術を駆使しながら、エタノール混合ガソリンの品質についても研究しています。特に、JIS規格が未定義のなかでの取り組みに挑む姿勢は、次世代燃料技術の進展を目指すものと言えるでしょう。

スーパー耐久シリーズとの連携


ENEOSでは、スーパー耐久シリーズを通じてエタノール20%混合ガソリン(E20)の供給を行い、自動車メーカーとの協力体制を築いています。このレースイベントは単なる競技の枠を超え、環境問題や持続可能なエネルギーへの取り組みを具現化する貴重な機会とされています。過酷な条件下での燃料の性能評価を行うことによって、低炭素燃料の実用化を推進することが期待されています。

ENEOSの取り組み


ENEOSグループは「今日のあたり前を支え、明日のあたり前をリードする」というビジョンのもと、エネルギーと素材の安定供給とカーボンニュートラルの実現を目指しています。今後もカーボンニュートラル社会に貢献する次世代燃料の提供を進め、様々なエネルギートランジションへの取り組みを加速させる意向です。

会見の様子には、トヨタ自動車のCTO中嶋氏や、SUBARUのCTO藤貫氏、ENEOSのCTO藤山氏、そしてマツダ、日産のCTOらが参加し、環境への取り組みについて深い議論が展開されました。このプロジェクトにより、地域への貢献や持続可能な社会への道が一層広がることでしょう。

まとめ


ENEOSの低炭素ガソリンの導入は、自動車業界にも新たな風を吹き込むことでしょう。持続可能な社会の実現に向けて、私たちもその動きに注目し支持していきたいところです。未来のクリーンなエネルギーの実現に向けた一歩が、このスーパー耐久シリーズで刻まれます。


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