VOLTAの火災防止策
2025-12-02 14:47:45

VOLTAがリチウムイオン電池の火災防止策を発表、フォーラムでの取り組みが注目

リチウムイオン電池のリサイクルと火災防止



株式会社VOLTAは、静岡県富士市に本社を置くリチウムイオン電池のリサイクル業者で、環境に配慮した取り組みとして注目されています。このたび、VOLTAは2025年12月19日(金)に名古屋で開催される「令和7年度中部地方資源循環自治体フォーラム」に参加し、リチウムイオン電池に関わる火災防止策について発表することが決まりました。セッションでは「小型家電リサイクルの推進、リチウムイオン電池による火災防止の取り組み」というテーマで、VOLTAの知見と実績を多くの関係者と共有する予定です。

リチウムイオン電池の普及とその危険性


近年、スマートフォンやモバイルバッテリー、電気自動車など、リチウムイオン電池を搭載した製品が急速に普及しています。しかし、この便利さにはリスクも伴います。特に廃棄物処理プロセスにおいて、リチウムイオン電池が引き起こす火災が増加しているのです。これにより、住宅や物流施設での火災事故が発生し、人命や財産に関わる危険が高まっています。

VOLTAの効果的なリサイクルプロセス


VOLTAは、安全かつ効率的なリサイクルプロセスを採用しており、多様なリチウムイオン電池のリサイクルに対応します。具体的には、放電・乾燥、破砕、選別という工程を経て、リチウムやコバルトといった貴重なレアメタルを濃縮した「ブラックマス」と呼ばれる物質を生産しています。さらに、COPPERやアルミニウムなどの再資源化も行い、持続可能な社会を目指しています。

VOLTAは、産業界や公的機関と連携し、幅広いネットワークを築いています。毎年取扱量が増加しており、多くの自治体との取引実績があります。これにより、リサイクル業界のリーダーとしての地位を確立しています。また、一般社団法人JBRCの認定を受けた再資源化処理業者としても活動しています。

グループの強みと環境への配慮


エンビプログループの一員として、VOLTAは技術革新に注力し、電池本体だけでなく、関連する筐体や付属品をもリサイクルしています。この一貫した資源化プロセスは、リチウムイオン電池内蔵製品を一括でリサイクルすることを可能にしています。また、RE100に加盟しており、工場で使用する電力は100%再生可能エネルギーで調達しています。これにより、リサイクルプロセスで排出されるCO₂を最小限に抑える努力を続けています。

未来に向けた展望


今後もVOLTAは、リチウムイオン電池火災の予防に努め、安全で快適な社会の実現に向けた啓発活動を行います。フォーラムでの登壇を通じて、業界内外の関係者と協力し、火災防止に向けたソリューションの拡充を目指します。また、持続可能な社会への貢献を果たし、全ての人々が安心して暮らせる社会をつくるために、日々の取り組みを強化していく所存です。

会社概要


株式会社VOLTAは、エンビプロ・ホールディングスの100%子会社として2018年に設立されました。静岡県富士市に本社を置き、リチウムイオン電池やニッケル水素電池のリサイクル事業を展開しています。国内外の競争が激化する中、独自のリサイクルスキームと選別技術を進化させ、持続可能な社会への実現に貢献していきます。

さらに、貿易機能を生かし、国内外問わずリサイクル市場での競争力を高めています。今後も、安全かつ効率的なリサイクルを通じて、社会課題の解決に全力で取り組むVOLTAにぜひご注目ください。


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