ファミリーマートが新たに展開する食品ロス削減の取り組みとして、5月6日(火)に発売される「直巻 焼さば」と「サーモン三昧丼」が注目です。この2つのメニューは、規格外食材の有効活用を目的としており、同時においしさにもこだわっています。
「直巻 焼さば」は、幕の内弁当で使用される塩サバの切れ端を利用したおむすびです。魚の部分を無駄にせず、さばのほぐし身を使用することで、独特の風味と滋味を引き出しています。サバはだし醤油と昆布のうま味が調和し、ご飯と絶妙に絡む構造になっています。
一方、「サーモン三昧丼」は、寿司用に使われるサーモンの切れ端を活用し、銀鮭のスライスやハラス、漬けサーモンなど、豊富なサーモンを楽しめる海鮮丼です。それぞれの食材の食感や味のバリエーションを堪能でき、まさにサーモン好きにはたまらない一品となっています。
この新しい取り組みは、ファミリーマートが「食材の無駄を減らしたい」との願いから生まれました。食品ロス問題は国内外で深刻化しており、2022年度には約472万トンもの食品が廃棄されているとの統計が発表されています。この対策として、ファミリーマートでは無駄にされがちな食材を見直し、おいしさを保ちながら商品化しています。
お米は、コシヒカリとひとめぼれを絶妙なバランスでブレンドし、もちもちした食感と甘みが感じられます。その食感は、サバのほぐし身と相まって、食事の満足度を一層高めてくれます。
また、これらの商品には、ただの食品ロス削減だけでなく、SDGs(持続可能な開発目標)への貢献も含まれています。ファミリーマートの開発担当者は、「お客様にとって身近なコンビニ商品が、実は環境に配慮した商品であることを知ってほしい」と語っています。
ファミリーマートは、これまでに食品ロス削減のためのさまざまな取り組みを行ってきましたが、今回の新商品によって、より多くの人々がこの問題に参加できることを期待しています。人気のおむすびに続き、今後もサバを使った新たな商品を継続的に展開していく予定です。これは、消費者にとって新たな選択肢となると同時に、廃棄される予定だった食材の有効活用にもつながります。
このファミリーマートの新メニューは、手軽においしく食べられて、環境にも配慮することができる、一石二鳥の素晴らしい取り組みです。ぜひ、店頭でその味を確かめてみてはいかがでしょうか。きっと新しいお気に入りが見つかることでしょう。私たち一人ひとりが食品ロスの削減に貢献できる方法の一つとして、ファミリーマートの新商品を手に取ってみることをお勧めします。