静岡県とPoliPoliが連携協定を締結
静岡県と株式会社PoliPoliが、新たな連携を築くための協定を締結しました。2025年6月17日に実施されたこの会見では、鈴木康友静岡県知事とPoliPoliの伊藤和真代表がその意義を語りました。この協定は、県民サービスの向上や地域活性化を目指しており、今後の取り組みが期待されています。
連携協定の概要
今回の協定に基づき、PoliPoliは以下の主な事業を実施することが明らかになりました。
1.
Policy Fundの活用
PoliPoliが運営する寄付基金『Policy Fund』を利用し、静岡県内の非営利団体が社会課題に対処するための実証実験などを支援します。
2.
意見募集・施策提案の実施
ウェブサイト『PoliPoli Gov』を通じて、県民から県総合計画に関する意見を募集し、その意見を分析・集約して施策提案を行います。これにより、県民の声が政策に反映される仕組みを構築します。
静岡県知事のコメント
鈴木知事は、この協定を結ぶことができたことを嬉しく思い、PoliPoliのノウハウを活用することで、「幸福度日本一の静岡県」を目指す新しい政策の方向性を示すことができると考えています。「ウェルビーイング」の視点を取り入れることが、県民一人ひとりの幸福感を高める手助けになると期待しています。
PoliPoli代表の意見
一方、PoliPoliの伊藤代表は、静岡県との連携が地域の持続可能な地域づくりに貢献することを強調しました。多様なステークホルダーと協力し、地域課題に対する解決策を共同で模索する姿勢を示しました。
Policy Fundとは
『Policy Fund』は、社会課題の解決を目的とした寄付基金で、各種課題に対処するための財源が集められます。これにより、多様な社会課題への取り組みが加速されることが期待されています。これまでに、PoliPoliは群馬県や富山県など11の自治体と連携し、さまざまな事業で実証を行ってきました。
PoliPoli Govについて
また、PoliPoliが提供する『PoliPoli Gov』は、市民と行政が共に政策を創るプラットフォームです。県民はオンラインで行政にアイデアを提出し、意見を伝えることができるため、より民主的な政策形成が促進されます。これまで21の自治体で導入されており、県民が直接政策に参加することが容易になっています。
まとめ
この協定の締結は、静岡県とPoliPoliの新たな連携の始まりです。県民の声を政策に反映し、誰もが幸福を感じられる地域社会の実現に向けて、双方が協力して取り組んでいく所存です。今後の発展に期待が寄せられています。