環境省が認証した省エネ技術「フレキシブル面状ヒーター iCas MHE」
株式会社巴川コーポレーションの「フレキシブル面状ヒーター iCas MHE」が、環境省が実施する環境技術実証(ETV)事業において、従来のマントルヒーターに比べて20%以上の省エネルギー性能を実現したことが確認されました。この製品は、製造業におけるエネルギー効率化や温室効果ガス排出の削減に寄与することが期待されています。今回は、このヒーターの特長や実証結果、今後の展開について詳しく見ていきましょう。
フレキシブル面状ヒーターの特長
「フレキシブル面状ヒーター iCas MHE」は、当社独自のステンレス繊維シートを用いた面状発熱体を採用しており、その高いフレキシブル性によって、配管や曲面などの被加熱体に密着した形で加熱が可能です。また、面全体で均一な発熱特性を実現しており、これにより安定した温度管理が行えます。主に、工場の配管加熱や半導体製造装置など、狭い場所の加熱が想定されているため、多岐にわたる業界での利用が期待されています。
環境省のETV事業とは
環境省が運営する環境技術実証(ETV)事業は、実用化された先端的な環境技術の効果を第三者が客観的に証明し、その結果を公表することで、技術利用者が適切な技術を選択できるようサポートする目的があります。これにより、環境への配慮が求められる中で、持続可能な技術の普及を進めています。「フレキシブル面状ヒーター iCas MHE」は、環境省ETV事業の気候変動対策技術領域の実証対象として認められ、データが公表されています。
実証結果の詳細
このヒーターの実証試験では、実稼働を想定した条件のもとで消費電力の測定が実施されました。その結果、被加熱体に密着して熱を伝えることが確認され、加熱エネルギーの効率的な伝達が可能であることが示されました。さらに、面全体が均一に発熱するため、配管各部での温度差が小さく、安定した熱供給が実現されています。このような特性により、この技術は従来のマントルヒーターと比較して、実際の試験において約42%の省エネ効果が実証されています。
今後の展開について
巴川コーポレーションは、これらの実証結果をもとに、「フレキシブル面状ヒーター iCas MHE」のさらなる用途提案や適用分野の拡大を目指しています。エネルギー効率の向上や環境への負担を軽減するために、持続可能な社会の実現に寄与していく姿勢を示しています。新たな技術の導入により、環境問題に対する取り組みがより一層強化されることが期待されています。
このように、「フレキシブル面状ヒーター iCas MHE」は、環境省の実証を受けた先進的な省エネ技術として、今後の普及に向けた展望が広がっています。製造業の効率化の一助となるこの技術に、ぜひ目を向けてみてはいかがでしょうか。