静岡市に登場!歩くAIアバターロボ「AICO」で新しい行政サービスを体験
2026年8月10日、静岡市清水区役所にて、画期的なAIアバター接客システム「AICO」が実証実験として使用されることが発表されました。本プロジェクトは、静岡市と学校法人静岡理工科大学をはじめ、複数の企業が参加して進められています。これは、次世代の行政サービスを目指す「静岡AIアバター推進プロジェクト」の一環であり、地域の特性に合わせた新たな形の行政案内の実現を目指しています。
新たな形の行政案内
清水区役所の1階には、AIアバター「AICO」を搭載したキオスク端末と、自律走行型の受付・案内ロボット「Lanky Mini」が設置されます。これにより、来庁者は音声によって案内を受けることができ、画面を見ずとも手続きに必要な情報を得ることが可能です。特に注目すべきは、清水港をモチーフとしたご当地VTuber「七海 波音」が案内役を務め、来庁者に対し親しみやすく接する点です。
多様な言語での対応
このシステムは、多言語対応にも優れており、初期段階では日本語や英語、中国語、韓国語の計4言語に対応。今後は、さらに多言語への対応を進めていく予定です。これにより、外国人や言語に不安がある住民に対しても、スムーズな案内が行えるようになります。
地域との連携による「育てるAI」
本プロジェクトは、静岡市と静岡理工科大学との包括的な連携に基づいており、大学の学生がAIの知識登録や応答内容のチェック、改善提案に関わることが特徴です。これにより、システムの継続的な改善が行われ、地域に根ざした「育てるAI」として進化する環境が構築されます。AIアバターは、使用状況に応じてより良いサービスを提供できるよう、常に進化していくのです。
AIとロボットの融合に向けた新たな挑戦
今回の実証実験は、AIアバターとサービスロボットの融合を実現する試みでもあります。自律走行型の「Lanky Mini」は、来庁者に声をかけ、必要な情報を提供することで、より能動的なサービス提供が可能となります。これにより、来庁者は自ら端末に向かう必要がなくなり、スムーズな案内を受けることが可能となります。
今後の展望
静岡市では、今後新清水庁舎の建設も予定されており、今回の実証が今後の行政サービスの在り方にも大きく影響を与えることでしょう。得られた知見は、静岡市における次世代市民サービスの設計に活用されることが期待されています。
このプロジェクトは、AIとロボティクスの可能性を活かした行政DXのモデルケースとなることを目指しています。AIアバターやロボットが持つ機能を最大限に引き出し、行政職員が人にしかできない業務に集中できる環境を整えることで、より良いサービスを住民に提供することが期待されています。
本実証実験が成功を収め、全国の他の自治体にも広がることを期待したいものです。今後の進展に注目が集まります。