静岡県磐田市に新たな子育て支援サービスが誕生しました。この取り組みは『子育てDX®』の一環として、母子モ株式会社が提供する伴走型相談支援サービスの導入によるものです。
2023年6月2日から運用が始まったこのサービスは、磐田市の母子手帳アプリ『母子モ』を通じて、妊娠届や支援給付金の申請、母子手帳交付時の来庁予約を、より便利に行うことができるようになっています。これにより、子育て世帯の負担を軽減し、安心して子育てができる環境を整えることが目的です。
アプリ『母子モ』の活用
磐田市では、2017年から『母子モ』を『いわた子育てアプリ』として提供しており、妊産婦と子どもの健康データを管理するためのツールとして機能しています。このアプリでは、予防接種のスケジュールの管理や、出産・育児に関する情報、地域のニュースなども確認できるため、特に忙しい子育て世代にとって非常に便利です。
新たに導入された『子育てDX』の伴走型相談支援サービスによって、母子モはさらに強化されました。妊娠届と支援金の申請はすべてオンラインで実施可能となり、時間や場所を選ばずに手続きを行えるようになっています。これにより、待ち時間を短縮し、来庁予約も24時間対応可能となりました。
地域の支援体制の強化
磐田市では、子育て支援に関して地域全体が協力して取り組む姿勢を示しています。「こども・若者が心から安心でき、全ての世代が幸せを実感できるまち」を目指す磐田市では、子育て支援体制の充実に力を入れています。市長も「磐田で育てよう」という思いを強く発信しており、子育て世代にとって魅力的な地域を目指しています。
さらに、自治体職員はこの取り組みを通じて業務効率化を実現し、事務処理が円滑になることが期待されています。これにより、保護者は空いた時間にスムーズに手続きを進めることができ、密集を避けることも可能になります。
今後の展望
磐田市は今後もデジタル技術を駆使した子育て支援サービスの拡充を図り、結果としてより安全で安心な子育て環境づくりを推進していく考えです。子育て家庭の不安を解消し、より心地よい環境で育児ができるよう、サービスの充実を進めていく姿勢が見受けられます。具体的には、アプリの機能拡充に加え、他の子育て関連情報をより一層提供していく方針です。
まとめ
この新しい試みは、ただのデジタル化にとどまらず、地域全体で子育てを支える体制の重要性を再認識させるものであります。利用者の声を反映しながら、日々進化するこのサービスが、磐田市の子育て世帯にとって心強い味方となることを期待しています。磐田市民はぜひ、『母子モ』を通じて新しい子育て支援サービスを活用し、より快適な子育てライフを送って欲しいと思います。