浜松企業の海外展開
2026-05-28 16:41:31

浜松のパイフォトニクス、海外展開で「はばたく中小企業」に選ばれる

浜松のパイフォトニクス、海外展開で「はばたく中小企業」に選ばれる



静岡県浜松市を拠点とするパイフォトニクス株式会社が、経済産業省による「はばたく中小企業・小規模事業者300社」に選定されました。この選定は、特に海外展開における優れた取り組みが評価されたものです。2026年5月29日に開催される授賞式には、同社の代表取締役が出席予定です。

「はばたく中小企業・小規模事業者300社」とは


「はばたく中小企業・小規模事業者300社」は、中小企業庁が事業変革や新規事業に挑戦し、地域経済や日本経済の成長に貢献する中小企業を選ぶ取り組みです。2025年度は、成長戦略や生産性向上、海外展開などの5つの評価項目があり、選定された企業は、その分野での先駆的なモデルとなることが期待されています。

パイフォトニクスは、光を利用した独自のLED照明技術をもって国内外での事業展開を進めており、特に海外市場への販路拡大に力を入れています。現在、海外売上比率は20%を超え、アメリカ、メキシコ、韓国、東南アジア、欧州など多岐にわたる地域で取り組みを進めています。

海外市場への道のり


2022年から本格的な海外展開をスタートさせた同社は、初めて米国のシカゴとサンディエゴの安全関連展示会に出展し、ユーザーニーズの把握や販路開拓に努めました。2023年には、鉄鋼業界向けの展示会「AISTech」に参加し、さらなる顧客接点を得ました。このような展示会への参加により、その後の導入実績が増加しています。

メキシコでは大手鉄鋼企業への導入が進み、韓国では安全規制の影響から需要が拡大中です。また、東南アジアでも日系企業向けの販路を広げています。これらの地域での取り組みは、安全意識の向上と企業の競争力強化を背景に進められています。

ホロライトの特徴と市場展開


同社の主力製品である「ホロライト」は、LED光源を用いて床面に光パターンを投影し、危険エリアや作業動線を視覚的に示すものです。この技術により、工場や物流、重工業分野での安全対策として導入が進んでいます。最近では、国際的な安全意識の高まりに伴い、海外市場でも注目が集まっています。

展示会出展計画


2025年には、過去最多となる14件の海外展示会に出展し、さらに2026年にはアメリカ、フランス、ドイツ、インド、ベトナム、韓国など11か国で新たな展示会が予定されています。全ての展示会で公的支援機関や自治体と連携することにより、海外販路の開拓をさらに加速していく考えです。

代表取締役の思い


このたびの選定について、代表取締役の池田貴裕氏は、「浜松の“やらまいか精神”をもとに、新しい光の使い方を追求し、地方のスタートアップとしてグローバル市場へ挑戦してきました。現地ユーザーの声を直接聞き、製品開発に活かしてきた結果が、この選定につながっています。」とコメントしています。今後も、顧客と共に新たな市場を開拓し、世界中の現場課題解決に貢献していく意向を示しました。

会社案内


パイフォトニクスは2008年に設立され、高指向性LED照明「ホロライト」の開発からスタートしました。この製品は、検査用途や各種イベント、さらには大学研究機関での利用にも広がりを見せています。また、工場内の労働災害を低減する安全対策事業や、地域資源を活用した空間演出事業も手がけており、光の新しい使い方を提案します。


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