静岡・杉村精工が「ヒューマン賞」を受賞！製造業のイメージ革命期待

静岡県焼津市にある町工場、杉村精工株式会社が「プレスリリースアワード2025」にて名誉ある「ヒューマン賞」を受賞しました。この受賞は、エントリー数4,573件という過去最多の中から選ばれたもので、杉村精工が2025年6月に発信したプレスリリースが評価された結果です。

ヒューマン賞とは

このヒューマン賞は、企業が持つプロダクトや社員、顧客に対する愛情と情熱が特に強く感じられるプレスリリースに贈られるものです。この賞の意義は、読み手に感動や共感を与える力があります。杉村精工のプレスリリースでは、製造業に付き纏う「キツい」「汚い」「危険」といったネガティブなイメージを正面から捉え、どのようにしてその印象をポジティブに変えていくかに焦点を当てています。

受賞の背景

同社のプレスリリースは、ユニフォームの刷新を通じて製造業全体のイメージを改善することを目指しています。杉村精工の代表取締役である杉村学氏は、町工場にもかかわらず、業界全体をより魅力的に見せることが自らに課された使命だと感じています。彼自身もアトツギとしてこの会社に入社したとき、製造業には全く興味を持っていませんでした。それが、町工場としての存在感を示すために、より広い視野を持ち続けることが重要だという認識を持ったきっかけとなったのです。

ユニフォームの刷新は、企業文化の変化を象徴し、杉村精工の新たなスタートを示すものであると同時に、社内外に向けて明確なメッセージを発信する機会でもありました。発信後には社員から「社内の雰囲気が良くなった」「社外の人から新聞やテレビで見たと声を掛けてもらった」という嬉しい反応も寄せられました。

製造業のイメージ変革の兆し

杉村精工の取り組みは、単なるデザインの更新にとどまらず、製造業への関心を喚起するための一歩に過ぎません。実際、異業種とのコラボレーションやBtoC展開、さらにはメディア取材の増加、求人応募の増加など、様々な効果を実感しています。これにより、杉村精工は社員が誇りを持って働ける企業像を築くことに向けて、さらなる発信を続けていく所存です。