新たな切削加工の提案
機械部品調達のAIプラットフォーム「meviy(メビー)」が、2025年9月8日より新たなラインアップを発表しました。今回は、切削加工(角物)の材質に、耐食性に優れたSUS316Lと3種類の焼入れ材(SK105、SKS3、DC53)が追加されます。この拡充により、特定の機械部品に必要な材質選択肢がより広がり、設計に基づいた部品調達がいっそう効率的に行えるようになります。
背景
meviyでは、お客さまからのフィードバックを基に、様々なニーズに応じた材質や表面処理の選択肢を増やしてきました。特に、「耐食性に優れたステンレス鋼を求む」「焼入れ可能な材質を増やしてほしい」との声が多く寄せられていました。
これに応える形で、今回の新材質の追加が決定されました。SUS316Lは、耐食性や清浄性、さらには非磁性が求められる部品に最適な素材で、医療・半導体・食品業界などでの需要が高まっています。一方で、焼入れ材は自動車や電子機器の分野でも必要とされ、特に摩耗の多い部分に使用されます。
さらに、meviyの熱処理サービスを活用することで、耐摩耗性を高めた部品調達が可能となります。これにより、以前は手間がかかっていた部品調達が、meviyを通じて簡単に一括で行えるようになり、製造業の生産性向上に寄与するでしょう。
サービスの詳細
新しいサービスは、以下のような内容になっています:
- - リリース日:2025年9月8日
- - 対象サービス:切削加工(角物)
- - 追加される材質:SUS316L、SK105、SKS3、DC53
- - 納期:最短8日での出荷
このように、meviyは現行のサービスをさらに充実させ、特にグローバル市場でのニーズに応えるべく躍進しています。詳細は
meviyサービスサイトをご覧ください。
meviyの技術力
meviyは、AI技術を駆使した機械部品調達プラットフォームで、3Dデータをアップロードするだけで、自動的に即時見積もりを行います。これにより、部品調達時の作業時間の90%以上を削減できるため、従来のプロセスに比べて効率が格段に向上します。また、国内シェアで4年連続No.1を保持し、第9回ものづくり日本大賞で「内閣総理大臣賞」を受賞するなど、製造業における評価も高まっています。
さらに、国際的なサービス提供を拡大しており、部品調達のデジタルトランスフォーメーション(DX)を通じた時間価値の提供にも注力しています。
ミスミの未来
ミスミグループは、ものづくりの現場においてデジタル技術を活用し、産業の変革を目指しています。初期のインターネット注文サービスから、3Dデータを使った瞬時の見積もりシステム「meviy」まで、数々のイノベーションを生み出してきました。
これからも「デジタルモデルシフト」を成長戦略の核に据え、設計や調達プロセスのDX化を進め、利便性向上を図るとともに、生産性の向上を実現します。お客さまが創造性の高い仕事に専念できる未来を描きながら、共に持続可能な成長を目指していきます。