静岡市の若者と企業を結ぶ「ふるさと便」成功の秘訣とは?
静岡市とシナジーマーケティングが共同で進める「新生活応援ふるさと便」が注目を集めています。この取り組みは、県外へ転出した若者へ地元企業の特産品やメッセージを届けることで、地元への愛着や企業への関心を高めることを目的としています。実施された結果、93.5%の受取者が「地元や地元企業への気持ちにポジティブな変化があった」と答えるなど、地域とのつながりを深めています。
課題は「若者の流出」から「つながりの喪失」へ
静岡市では、2025年の国勢調査で人口減少が予測されており、特に20代を中心とした若者の流出が大きな課題となっています。しかし、シナジーマーケティングの取り組みが明らかにしたのは、単純な移動ではなく、それによって地元との関係が急速に薄れてしまうことが問題だということです。地元での思い出は貴重な資産であり、それを守るために地元を離れた若者と地域との間に継続的なつながりを持つプラットフォームが必要だと考え、FAVTOWN Shizuoka cityが設立されました。
このプラットフォームは、すでに約1,800人が登録しており、日々のニュースを通じて地元を感じながら、いつでも「戻れる」コミュニティ作りを目指しています。
新生活応援ふるさと便の取り組み
今回の「新生活応援ふるさと便」は、県外に住む若者を対象にした官民共創型のプログラムです。地元企業が提供する特産品やメッセージは、単なる物資の提供ではなく、受取者にとって地元の温かさを感じる機会となっています。実際に、受取者の44.6%が地元企業への興味を持つようになったとの結果もあり、特産品に触れることで地域経済への関心も高まっています。
意見交換会を通じた企業の熱意
先日開催された報告会と意見交換会では、「静岡で働く」をテーマに様々な意見が交わされました。特に、若者の地元に対する認識を深めるためには、親世代へのアプローチが重要だという意見が目立ちました。また、若者が地元企業の具体的な魅力を把握できるように、先輩社員の体験談を動画などで発信する方法が必要だとの提案もありました。これにより、地元への愛着を在学中から育むことが期待されています。
今後の展望といきづまり
今回は、参加した企業の熱意に触れ、次の一歩への意志を新たにしたいと考えています。得られたデータをもとに、地元企業が選ばれるための施策を練り直し、移住促進や地域活性化に繋がる具体的なアクションを計画していきます。静岡市での就職を希望する多くの若者が、選択肢を広げられる未来を築く努力が求められています。
FAVTOWN Shizuoka cityの概要
FAVTOWN Shizuoka cityは、進学や就職を機に地元を離れた若者と、その地元企業、行政とを「地元が好き」という共通の想いで結ぶプラットフォームです。取り組みを通じて、地元企業や関係者の支えを受けながら、地域への愛着を育むことが大切です。今後も、興味をもってくれる若者たちに向けた新たな施策や、参加企業の皆様との連携を強化し、静岡市の魅力を広げていけるよう尽力していきます。それが、新しい静岡を作り出す一歩になるのです。