静岡県とABCクッキングスタジオが包括連携協定を締結
2023年3月10日、静岡県庁で、ABCクッキングスタジオと静岡県の包括連携協定締結式が行われました。これにより、食品や料理を通じて地域活性化を目指し、県産食材の活用や食育活動が推進されることが確定しました。
連携協定の背景
静岡県は、ABCクッキングスタジオにとって創業の地であり、双方の持つリソースを結集することが重要です。この協定は、相互の協力を強め、静岡県の地産地消や食育の推進を目的としています。ABCクッキングスタジオは、40年間の経験を活かし、料理レッスンや企画を通じて静岡の食材の魅力を広め、食品ロスの削減活動にも努めることで、地域のさらなる活性化を果たす意向を示しています。
知事の鈴木康友氏は「この協定が新たな協力関係のスタートとなります」と語り、ABCクッキングスタジオの40周年を祝いました。
包括連携協定締結式の詳細
この日の締結式には、静岡県の鈴木知事とABCクッキングスタジオの志村社長が出席し、協定書が取り交わされました。時間は13:45から、静岡県庁の特別会議室で公式に行われました。
ABCクッキングスタジオの活動とは
ABCクッキングスタジオは、国内外で170万人以上の会員を持つ世界最大級の料理教室です。日本を含む8ヶ国に展開し、地域特産品を活用したレシピ開発や食育活動にも力を入れています。
この度の包括連携協定により、彼らは以下の4つの柱で協力していくことが決まっています。
1. 料理教室等における静岡県産食材の活用
2. 地産地消メニューの開発
3. 食品ロス削減に関する啓発
4. 子どもたちを対象とした食育教室の開催
地域の未来を見据えた取り組み
ABCクッキングスタジオの志村社長は、協定締結に際し、「食で人がつながることで、豊かさと持続可能な発展に貢献していきたい」と述べ、静岡県との協力を通じて新たな価値を創出する意向を示しました。この取り組みは、静岡県が掲げる「幸福度日本一」の実現を目指す上でも、重要な一歩となるでしょう。
これを契機に、静岡の食文化がより一層注目を集め、地元の食材の魅力が発信されることが期待されます。地域の皆さんにとっても、参加型の食育教室や講座が増えることで、より身近に「食」の大切さを感じる機会が増えるでしょう。
ABCクッキングスタジオの公式サイトには、各種料理教室の情報が掲載されていますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。地域と連携して、楽しく、魅力ある取り組みが展開されることを期待しています。