「ファミマフードドライブ」とは?
地域の食支援を行い、食品ロスの削減を目指す「ファミマフードドライブ」は、2021年4月から始まり、全国で数多くの人々の協力により、累計500トンの食品寄付を達成しました。これは、約500万個のおむすびに相当し、多くの人々の温かい気持ちが形となっています。
この取り組みは、単に食品を集めるだけでなく、地域のこども食堂やフードパントリーを通じて、直接的に困っている人々に届けられます。ご家庭で余った食品をファミリーマートの店舗に持ち寄るだけで、誰でも気軽に参加できるというのが、この活動の大きな魅力です。
全国の参加店舗と協力機関
「ファミマフードドライブ」は、国内4,746店舗で実施され、653の協力パートナーが支援を行っています。地域に根ざした活動として、取り組みは広がりを見せています。沖縄県内でも、このプログラムが浸透し、2025年までに100店舗を目指している様子が伺えます。
例えば、沖縄ファミリーマートは2023年6月に那覇市で県内初となるフードドライブを開始し、その後、迅速に活動を拡大しました。このような成功事例が他の地域にも波及し、全国での食支援ネットワークが形成されています。
地域の声を届ける活動
沖縄県での取り組みの中で、那覇市社会福祉協議会の大輔氏は、生活が厳しい家庭から「今日食べるものがない」といった深刻な相談が寄せられていることを明かしています。このフードドライブを通じて集まった食品が、直接生活に困る世帯の元へ届けられることで、多くの笑顔が生まれています。寄贈品の中には粉ミルクなども含まれており、特に小さな子どもを抱える家庭にとって、大変有意義な支援となっています。
スヌーピーとのコラボレーション
また、全国で広がる「ファミマフードドライブ」の認知を高めるため、スヌーピーとのコラボレーションも行われています。2025年9月には、限定デザインの寄付受付BOXが設置され、幅広い世代の方々に足を止めてもらうきっかけを提供しています。さらに、寄付を行った方には、スヌーピーのオリジナルスマホ壁紙をプレゼントするキャンペーンを実施し、楽しみながら社会貢献ができる仕組みを作り上げています。
未来に向けて
「ファミマフードドライブ」は、日本全体での食の支援と食品ロスの課題解決に取り組む意義深い活動です。今後もファミリーマートは、この活動を拡大し、よりサステナブルな社会の実現に向けて貢献していくことを決意しています。みんなが食支援に協力できるきっかけを提供し、地域との絆を深めていくことで、少しでも多くの人々に笑顔を届けたいと考えています。