大豆タンパクの革新技術
2025-04-02 10:22:27

三生医薬が大豆タンパクの技術革新を学会発表!健康志向食品の未来を拓く

三生医薬が提案する新たな大豆タンパク技術



静岡県の富士市に本社を構える三生医薬株式会社が、先日、2025年度日本農芸化学会大会において注目の発表を行いました。研究テーマは「大豆タンパクを皮膜とするソフトカプセルの製法と溶出特性」で,植物由来の素材を活用した新たな製剤技術を提案しています。

この研究成果は、主に高齢化社会における非感染症疾患(NCDs)の予防に寄与することを狙いとしており、腸内環境の改善に焦点を当てています。近年、プロバイオティクスやプレバイオティクスなどの機能性食品が増加している中、これらの有效成分を腸に確実に届けるための技術の確立が求められています。

研究の背景と意義



三生医薬の研究チームは、大豆タンパク質に着目し、その特性を活かしてソフトカプセルの皮膜材料として応用する新技術を開発しました。特に,本研究では水を使用せず、大豆タンパクをシート状に加工し、さらにそれをカプセル化する製造方法が確立されました。これにより、従来の腸溶性コーティングと同等の強度を持ち、特に酸素バリア性や消化耐性が向上したことが確認されました。

この新ガプセルは、胃や小腸での溶出を抑えたまま、大腸で有效成分を放出する特性を持っています。これにより、機能性食品やサプリメントの価値が高まることは間違いありません。

学会での反響



学会では、企業関係者や研究者から高い関心が寄せられました。参加者からは「現在の腸溶性コーティングの代替技術として使いたい」という意見や、「水を使わずに制作できる技術には驚かされた」といったコメントが寄せられました。また、未利用資源である「おから」を活用した発展の可能性についても期待の声が上がりました。

今後の展望



三生医薬は、今後更なる技術開発に向けた取り組みを計画しています。具体的には、以下の3つの方向性で進められる予定です。
1. 機能性の検証 - 大豆タンパクカプセル皮膜のNCDs予防効果についての検証。
2. プロバイオティクスの検証 - このカプセルに腸内細菌を封入し、大腸への効果的な届け方を確立。
3. 商用生産へのアプローチ - 商用生産に向けた新型の製造設備の導入。

最後に



三生医薬株式会社の常務取締役 研究開発本部長である又平芳春氏は、「本技術は腸内環境の改善を通じて健康寿命を延ばす可能性を秘めている」と強調し、今後の社会課題解決にも寄与することを目指しています。三生医薬は、さらなる技術と実用化の実現に向けて、パートナー企業との連携を強化していく予定です。

お問い合わせ


本技術に関心がある企業や研究機関は、下記までご連絡ください。
  • - 三生医薬株式会社
- 担当: 藤作
- メール: [email protected]

三生医薬は、健康食品やサプリメントのOEMや製剤技術の開発において、今後も全国、さらには世界の人々の健康に貢献するための取り組みを進めていきます。


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