富士山の恵みを活かしたお菓子で明るい未来をつなぐ田子の月

静岡県富士市、名峰富士山の麓で新たな魅力を発信するお菓子のメーカー、田子の月。創業者である牧田良三が終戦後の厳しい時代の中で「甘いお菓子で少しでも明るく元気にしたい」という思いから始まったこの会社は、今もその理念を大切にし、地域に明るさをもたらす存在として成長を続けています。

あまーいお菓子の香りで満たす町

田子の月は、富士市の特性を活かし、品質にこだわったお菓子作りを行っています。厳選した素朴な素材によって、飲食だけでなく、地域文化との結び付きを育てているのです。特に、自社の工場で生まれるお菓子は、富士山から湧き出る良質な水を使用し、工夫を凝らして製造されます。

また、富士市は多くの工場が集まることから煙突が町のシンボルとなっています。それは往々にして否定的なイメージを持たれることもありますが、田子の月ではその煙突を資産として捉え、むしろ富士市の文化と認識。お菓子の香りとともに訪れる幸福を象徴しています。

新たな商品展開と地域活性化への取り組み

田子の月は、2025年に先行販売を予定している新商品「富士山抹茶黒富士」にも注目しています。この商品は、富士市のオーガニック抹茶をふんだんに使用した、濃厚でクリーミーな味わいが特徴です。葛飾北斎の「黒富士」にインスパイアされたビジュアルも楽しめます。

また、もうひとつの新商品「富士山キャラメルもなかきのみ」は、ミルキーな自家製キャラメルとサクサクのもなかが合わさった新感覚のお菓子。日本らしい和菓子の良さを存分に引き出し、和菓子をあまり食べない人でも楽しめるよう開発されています。

どちらの新商品も、富士市の魅力を引き立てることを目的にしており、あまーいお菓子の力で地域を活性化し、世界中の人々に喜びを届ける「夢」を訴えています。

夢を実現するための挑戦

田子の月は、地域の企業や団体とのコラボレーションを強化し、さまざまなイベントを通じてこうした夢を実現するために動いています。特に、「April Dream」のプロジェクトに参加することで、企業の未来の夢を発信し、より多くの人にお菓子の力を知ってもらう活動をしています。

お菓子は単なる商品ではなく、思い出や感情をも含むものです。田子の月は、そうしたお菓子を通して人々をつなぎ、喜びや明るさを共有することを使命としています。お菓子を囲むことで生まれる笑顔は、この地域の未来において希望の光となるでしょう。