ボルボ、新型油圧ショベルが遂に登場
株式会社ボルボ・グループ・ジャパンが新たに導入する油圧ショベル8機種が、ついに日本の市場に上陸します。この新型シリーズは、10年ぶりのフルモデルチェンジを果たし、特に拡張性や燃費、安全性に重点を置いて改良されています。導入は5月から順次予定され、取り扱いは静岡県磐田市の山﨑マシーナリー株式会社と岡山県岡山市の第一東洋株式会社によって行われます。
新型油圧ショベルの特長
新型モデルの最大の特徴は、多様なオプションが搭載されたキネマティック・センサー・パッケージとオペレーター支援システム「コーパイロット2.0」です。この技術により、使用する場面に応じて機能を最適化でき、ユーザーのニーズに柔軟に応えられます。また、最近のエンジンと電子制御油圧システムの採用により、燃費も大幅に改良され、特にエンジン回転数を抑えることで省エネを実現。例えば、人気の20トンクラスの「EC230」では、従来の機種と比較して最大15%も燃費が向上しています。
さらに注目すべきは、「ボルボ・スマートビュー」と呼ばれる障害物検知機能。この機能は、運転席の死角をカバーし、周囲の作業者や歩行者をしっかりと検知することができるため、安全性が格段に向上。これは、ボルボが目指す「事故ゼロ」のビジョンに沿った重要な施策です。
各機種の詳細
ECR145
新しい小型旋回油圧ショベルで、快適性と効率性が進化しています。広々とした運転席は作業をスムーズに行え、リフティング能力も向上しています。
EC210
多用途に対応する万能機で、燃費向上とメンテナンス間隔の延長により総所有コストが削減されます。
EC230
確実な高生産性を誇る汎用性の高いモデルです。一般建築や道路建設などで活躍します。
EC360
採石や整地作業に適し、燃費と総保有コストを抑え、オペレーターが快適に使用できる最新キャブが特徴です。
EC400
過酷な環境でも性能を発揮し、強固な構造が求められる現場での使用に最適です。
EC500
大型化された人気機種で、パワフルな性能と燃費効率を兼ね備えています。
EC950
ボルボ最大の90トン油圧ショベルで、圧倒的な作業能力を持ち、厳しい作業条件をものともせず生産性を向上させます。
更なる革新を目指して
ボルボは新型ショベルの導入によりユーザー層をさらに拡大することを目指しています。安全性や効率性に配慮された設計が功を奏し、持続可能な建設業務への貢献が期待されます。
新型油圧ショベルの詳細については、公式ウェブサイトや販売店までお問い合わせください。新しい技術がもたらす未来に向けて、ボルボの取り組みに乞うご期待です。