菊川市を舞台にした感動の小説『幸せの黄色いポスト』誕生の秘密

菊川市を舞台にした感動の小説『幸せの黄色いポスト』

静岡県菊川市に住む人々の心をつかむ新たな小説が誕生しました。小説家いぬじゅんが手掛けた「幸せの黄色いポストそれは十年前から届いた手紙でした」は、菊川市役所前に存在する「幸せを届ける黄色いポスト」をモチーフにした作品で、2025年4月17日に発売されました。

小説の概要

この小説は、10年前にこのポストに投函された手紙が、さまざまな境遇にある5人の男女に届くストーリーが描かれています。その中には、片思いの高校生、夢を追いかけるOL、サラリーマン、中学生、そして亡き夫を偲ぶ女性など、多様なキャラクターが登場し、切ないながらも心温まるエピソードが展開されます。彼らの背中を押すのは、大切な人からの言葉です。

『幸せを届ける黄色いポスト』の誕生

この「幸せを届ける黄色いポスト」は、2024年5月に菊川市と日本郵便の連携によって設置されました。市の職員たちが手作業で黄色いペンキを塗り、完成させたポストは、幸福を象徴するスポットとして市民に愛されています。

ポストの設置は、市制10周年の際に市民から集めた「10年後へのメッセージ」を届けることを目指し、さらなる幸せを発信する場としての意味も持っています。

小説執筆のきっかけ

このプロジェクトに関わったいぬじゅんは、市長との交流から小説の構想を練り始めました。市の職員たちが実際に案内してくれた公共施設や商店、さらに美しい棚田などのスポットも作中に盛り込まれています。いぬじゅんはこのような地域の魅力を大切にし、それを作品に昇華させることで、地元の文化を広めることを目指しました。

発売記念イベントの開催

小説の発売を記念して、4月20日には菊川市役所庁舎でトークイベントが開催されました。多くの参加者が集まり、いぬじゅんと市長が作品の裏話や市内スポットについて語りました。また、サイン会も行われており、交流の場として賑わいを見せました。

さらに、4月26日には「菊川チャバチュー2025」というイベントが開催されました。このイベントでは、大切な人に思いを叫ぶことができ、参加者たちの熱気に包まれました。いぬじゅんも“聞く側応援大使”として参加し、盛り上がりを見せました。