介助犬の現状を知る
2025-01-29 07:28:22

東海若手市長の会、介助犬育成現場を訪問し新たな課題に挑む

東海若手市長の会、介助犬育成現場訪問の意義



2025年1月23日、愛知県長久手市にある介助犬総合訓練センター「シンシアの丘」で行われた東海若手市長の会の第2回総会。この会議には、愛知、岐阜、三重、静岡の四県から13名の若手市長が参加しました。これにより、介助犬の育成に関する現状や課題が広く知られることになりました。

介助犬活動への理解を深める



長久手市の佐藤有美市長が提案したこの会場での開催は、彼女自身が介助犬活動への知識を他の市長たちと共有したいという強い意志から実現しました。総会終了後には、協会理事長の高柳友子氏による介助犬の紹介や、介助犬PR犬によるデモンストレーションが行われ、参加者は実際に介助犬の動作を見学することができました。

デモンストレーションでは、介助犬が落とした物を拾ったり、靴下を脱がしたり、さらに携帯電話を探して持ってくる様子が紹介されました。これにより、介助犬がどのように日常生活をサポートするのかが具体的に理解され、参加者たちからは多くの関心が寄せられました。質疑応答の時間には、活発な意見交換が行われ、市長たちの意識向上に繋がる重要な場となりました。

認知度向上の重要性



市長の立場から発信力を持つことができる少数の青年が、介助犬の認知度を少しでも向上させることに貢献できるとの思いを語った佐藤市長。また、若手市長の会会長の伊藤徳宇市長も、「介助犬の現状や課題を知ることができたことは、今後の活動に非常に重要である」と述べ、各市町での啓発活動を進める決意を新たにしました。

介助犬総合訓練センター「シンシアの丘」について



「シンシアの丘」は、2009年に開所した日本初の介助犬専門訓練施設で、愛知県長久手市にあります。このセンターでは、介助犬候補となる犬たちと、障がいを持つ方々が宿泊しながら訓練を受けることが可能です。これまでに41ペアの介助犬が育成され、全国各地で活躍しています。さまざまな障がい状態に応じて特別な訓練を受けた介助犬は、落ちた物を拾ったり、必要な物を持ってくるなどのサポートを行います。

介助犬の現状



日本国内では、なんと肢体不自由者のうちの15,000人が介助犬の助けを必要としていますが、実際に介助犬と共に生活しているのは60ペアほどにとどまっています。また、介助犬の育成には多くの寄付金が必要で、その約90%が個人や企業からの支援によって賄われています。

社会福祉法人日本介助犬協会について



愛知と神奈川に拠点を持つ日本介助犬協会は、全国規模で介助犬普及に努めています。この団体では、介助犬を通じた様々な活動にも積極的に取り組んでおり、人と犬を繋ぐ新しいアプローチを模索しています。介助犬の普及だけでなく、発達障害や虐待を受けた子ども達への支援といった広範な活動も行っており、今後も多様な支援を広げていくことが期待されています。

公式サイト: 日本介助犬協会


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