「避難所に頼り切らない防災」を考える
2026年6月14日、静岡県焼津市に本社を置く株式会社橋本組が、地域住民を対象に「防災体験フェア」を開催しました。このイベントは、南海トラフ巨大地震に備え、「避難所に頼り切らない防災」をテーマに展開され、約200人の参加者が集まりました。
本当に考えるべきこととは?
災害時の避難について考えると、多くの人が避難所での生活や備蓄品を思い浮かべます。しかし、特に高齢者や乳幼児を育てる家庭、また障がいのある方々にとっては、避難所への移動そのものが大きな負担となります。さらに、避難所の収容能力には限りがあり、長期化する避難生活が心理的・身体的な健康に与える影響も無視できません。そんな中、「在宅避難」という選択肢が近年注目されています。これは、自宅の耐震性を高め、住み慣れた家で生活を続けることを目指す考え方です。
新しい防災教育の形
橋本組は、この「在宅避難」の重要性を地域に広めるために、実際の地震の揺れを体験する「地震体験車」を設置しました。ここでは震度7に相当する揺れを約30秒間体感することができ、特に地震を知らない子どもたちにとってはリアルな体験でした。映像や教科書では伝わりづらい揺れの恐怖や行動の難しさを、自分自身の体で感じることで、より深い理解を得ることができました。
住宅構造を学ぼう
イベントの中には、住宅構造体験コーナーもありました。参加者は耐震住宅に使用される構造部材を実際に組み立てる体験を通じて、家の仕組みを直接学びました。このように、地域が一丸となって防災意識をはぐくむことが、より安全な住宅づくりにつながるのです。
地域のつながりが防災を強化
今回のフェアが開催されたエリアの一角には、新たに造成された「レジリエンスパーク」があります。ここでは、モデルハウスで餅まきを行い、地域住民同士の交流を促進しました。防災は個々の家や避難所だけでなく、地域全体のつながりが重要です。顔見知りが増え、助け合える関係ができることが、実際の災害時におけるサポート体制を強化します。
未来への展望
橋本組は今後も防災を「イベント」で終了させるのではなく、住まいや地域社会のコミュニティづくりを視点に入れた活動を継続していきます。今回の「防災体験フェア」は、その始まりに過ぎません。地域の皆さんが共に学び、共に備え、共に支えあえるコミュニティが築かれることを目指しています。これこそが、真の防災につながるのです。
会社概要
- - 社名: 株式会社橋本組
- - 代表者: 橋本 真典
- - 所在地: 静岡県焼津市本町2丁目2番1号
- - 創業: 大正11年12月
- - 企業サイト: 橋本組ホームページ
- - 電話番号: 054-627-3276
- - FAX番号: 054-628-8007
参加者全員が本当に必要な防災の知識とつながりを身につけて帰ることができた「防災体験フェア」。これからも地域に根付く防災意識を育てるための活動は続いていきます。